探偵は見た!モテるシニア女性の特徴「恋愛現役の猛者はおでこが輝き、毛先が揺れている」
最近、夫が妻の浮気調査をするケースが急増しているという。浮気はもちろんダメであるが、どんなタイプの女性がモテるのかは知りたいところ。そこで、探偵の山村佳子さんが多くの浮気調査をするなかで出会った“モテる女性”の特徴を教えてくれました。また、読者から寄せられた60才からの恋愛エピソードを教えてもらいました。「何才になっても恋愛対象に見られたい」という人や、モテるテクを取り入れて若々しくいたい方はぜひ参考にしてみて!
※本企画は不倫を推奨するものではありません。
夫が妻の浮気調査を依頼するケースが急増
「ひと昔前なら、妻が夫の浮気調査を依頼するケースが多かったのですが、いまの60~70代は、夫からの依頼が急増しています」
とは、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社の代表・山村佳子さんだ。
定年を迎えた夫は、家にこもりがち。逆に妻は子育てを終え、自由を謳歌するようにアクティブに外に出る。妻に浮気をされる夫は、仕事一筋で友達もおらず、趣味もない人が多く、妻の浮気を知ったとしても、なかったことにして夫婦生活を続けるケースが大半だという。
不倫は必ずしも離婚の原因にならないのだ。だから不倫をしていいという話ではないが、夫婦のあり方は確実に変化している。
常に臨戦態勢それがモテる女
山村さんは、夫がいようが子供がいようが、何歳になろうが恋を続ける多くの女性を観察してきた。そして、“恋愛リング”にあがり続ける猛者には、ある共通点があることに気づいたという。
「年齢を重ねても恋愛に関して現役の女性は、遠くから見ても、おでこが輝いているんです。おしゃれはしていますが、体形にこだわっているということはなく、むしろそこはかまっていない。にこやかで自信があり、エネルギーの強さが見て取れます」(山村さん・以下同)
おしゃれの仕方にも特徴があるという。
「まつげの先や毛先をカールしていて、スカートの裾やアクセサリーは揺れるタイプのものを選んでいます。そして、アクセサリーもメイクもネイルも、キラキラと光っているものが多い。こういう女性は本当にモテます」
常に自分をアップデート&恋愛スキルも高い
体形カバーを優先させた服を着て、楽ということで選んだスニーカーを履き、いつもノーメイクでいては、いざ恋愛のリングにあがれと言われても戦えない。恋ができる人は、日頃から服装を整えてにこやかに過ごし、臨戦態勢でいるのだ。彼女たちは、外見を整える努力をするだけでなく、化粧品店の店員にメイクのコツを聞くなど、自分を常にアップデートする姿勢も忘れないという。
「あとはボディータッチが上手ですね。男性は自分を好いてくれていると確信した人を好きになる傾向があります。ボディータッチをすることで、“おれのことが好きなのかも”と勘違いさせる。そういったスキルも高いですね」
こういった女性は特殊なのかもしれない。しかし、学ぶべき点があるといえよう。
読者が語るリアルエピソード2選
夫が亡くなって寂しいから、ときめきが欲しいからなどで、60歳からの恋を成就させた読者の体験談から、そのスキルを学びませんか。
【エピソード1】ワインスクールはイケオジの宝庫
30年間連れ添った夫が亡くなり、子供たちもすでに独立。58歳にして初めて、何もしなくていい時間ができました。ママ友や同級生を遊びに誘っても、孫やご主人のお世話で忙しく、ゆっくりはできません。映画や観劇など、やりたいことがあってもすべてひとりで行く毎日。あれほど欲しかった自由なのに、寂しさが募っていきました。そんなとき、カルチャーセンターのワイン教室に軽い気持ちで申し込みました。
時間を潰したい一心で見学もせずに申し込んだのですが、本気度の高い教室で、初級は教材費を含めて5回で7万円と高額。そのせいか、生徒は飲食店の経営者など、ハイレベルな男性ばかり。
座学は好きなので、予習復習をしっかりして皆に置いていかれないようにがんばりましたが、問題は服装。皆さんスーツでいらっしゃるんです。私は初日、カジュアルなスタイルで参加して恥をかいたので、2回目からはフォーマルなワンピースで参加。服装を整えると私自身、シャキッとするようで、自信を持って授業に臨めました。
するとその日のうちに、4人の男性から連絡先を聞かれました。そんなことは初めてだったので、喜んでLINEを交換しました。彼らとのやり取りでわかったことは、地位のある60代男性は一緒に高級レストランに行ける女性を求めているということ。性行為が目的なら風俗があるし、若い女の子と出かけたいならパパ活がある。そうではなく、彼らは会話と食事が楽しめる同世代の女性を求めているようでした。
私はいま、4人のうちの1人の飲食店経営者(62歳)とおつきあいをしています。彼も奥さまと死別しており、“守る人”を求めていたんです。私も“お世話をする人”を求めていたので、意気投合。
あのとき、たまたまでしたが、無理して高額なワイン教室に行ってよかったと思います。習い事をするなら、どんな人が来るのか考えた方がいいのだと、勉強になりましたね。(60歳・パート)
【エピソード2】デートには体力が必要です!
50歳のときに夫ががんになり、それから12年間、看護をしてきました。子供に恵まれなかったので、私の人生は夫一色。初恋の相手でもあったので、彼以外の男性を知りません。そんな夫が亡くなり、私はあまりの悲しみで、何も食べられずにやせ細り、62歳にして老婆のようになってしまいました。
妹からは、「姉さんまで死にそう」と泣いて心配され、これではダメだと一生懸命ご飯を食べて、2年で10㎏体重を増やし、ようやく人並みの健康と外見を取り戻せました。
体が元気になると前向きな気持ちもわいてきますね。私は夫しか知らず、恋愛経験がゼロ。このまま死ぬのを待つだけの人生は寂しいと、友達に「いい人いない?」と声をかけたところ、奥さんに先立たれた65歳の男性を紹介されました。元公務員で釣りが趣味。何よりも清潔感があって、私の方が惹かれました。
そして、40年ぶりのデートが実現!彼の好みを考えながら服を選びメイクをし、デート中は品がよく見えるように振る舞い、彼がどうすれば楽しくなるかを必死で考えながら会話をしました。別れる際に、「また会いませんか」と言われたときはうれしくて、心の中でガッツポーズをしましたね。
でも、久しぶりのデートは緊張しっぱなしで疲労困憊。やっとのことで家に帰ると玄関に倒れ込み、そのまま眠ってしまったんです。デートってこんなに体力が必要だったのね(笑い)。
その後、彼との交際は順調に続いています。会うごとに“デート体力”がついたのか、倒れるまで疲れたりはしません。それに、日頃からおしゃれをしたり、会話や言動に気を使って、筋トレならぬ、“恋トレ”をするようになりました。急に恋はできません。皆さん、準備が大切ですよ~。(64歳・自営業)
教えてくれた人
探偵 山村佳子さん
取材・文/前川亜紀 イラスト/白ふくろう舎
※女性セブン2022年10月13日号
https://josei7.com/
●認知症にならない生き方、「恋愛する」「趣味を持つ」「新たなことに挑戦」を