人気中華料理店のシェフが教える里いもレシピ4選|皮もまるごと使って豊かな味わいに
里いもを皮ごと使い、風味も余すことなく味わうレシピを4つ紹介します。中華料理の人気店『ジーテン』オーナーシェフの吉田勝彦さんが教えてくれました。
「上海では、里いもと青ねぎを塩としょうがでさっぱり炒め合わせた家庭料理があり、中華の定番料理として人気です。私の出身地、岩手県でも里いもはよく使いますが、ゴシゴシ洗って皮ごと食べていました。皮の風味が残り、煮崩れもせず、さっぱりと仕上がるんですよ。中華料理でもこの方法で皮ごと調理しています」と、吉田さん。味付けも皮の食感もすべてがバランス良く、中華らしい、里いも料理を召し上がれ!
※材料は特記以外、すべて2人分です。電子レンジは600Wを使用しています。里いもは記載のあるもの以外、1個80~100gのものを使用しています。
里いもとパクチーの春巻き
パリパリ×ホクホクのおいしい相乗効果。カレー塩でスパイシーに!
<作り方>
【1】里いも1個は皮をこすり、細長く8本に切る。
【2】春巻きの皮2枚は十字に4等分に切る。皮1枚にパクチー適量と里いも1本をのせて巻き、水溶き小麦粉(薄力粉・水各小さじ1)で皮を留める。
【3】160℃に熱した油適量で、【2】を3分ほど揚げ、最後に強火にしてカラッと仕上げる。
【4】皿に盛り、カレー粉・塩各小さじ1を混ぜて添える。
里いもと鶏肉のピリ辛炒め
豆板醤でピリッと蒸し焼きにするから絶妙なホクホク加減
<作り方>
【1】里いも2個は皮をこすり、横半分に切ってから1cm幅の半月切りにする。ブロッコリー1/8個(40g)は小房に切る。
【2】鶏もも肉150gは1cm角に切り、酒・しょうゆ各小さじ1、こしょう・片栗粉各少量をもみこむ。
【3】フライパンに油大さじ2を熱し、里いもと水1/4カップを入れ、ふたをして3分ほど弱火で蒸す。【2】とブロッコリーを加え、ふたをして2分ほど蒸し、おろししょうが小さじ1を加える。
【4】酒大さじ2、オイスターソース大さじ1、しょうゆ・砂糖・豆板醤各小さじ1を加え、汁気を飛ばしながら炒める。仕上げにごま油小さじ1を加える。
里いもと青ねぎの上海風炒め
2食材でシンプルに。たっぷりの青ねぎが香り、里いもの旨みを引き出す
<作り方>
【1】里いも3個は皮をこすり、横半分に切ってから薄切りにする。青ねぎ3本は1cm幅に切る。
【2】フライパンに油大さじ1を熱し、里いもと水1カップを入れ、ふたをして弱火で3分ほど蒸す。
【3】青ねぎを入れ、塩小さじ2、酒大さじ2を加えて炒め、仕上げにごま油大さじ1を加える。
里いものオイスター煮っころがし
皮付き調理で、煮崩れ知らずの仕上がり
<作り方>
【1】里いも4個は皮をこすり、電子レンジで5分ほど加熱し、皮付きのまま8等分に切る。しいたけ1枚は1cm幅に切る。
【2】フライパンに油大さじ1を熱し、里いも、酒・オイスターソース各大さじ1、砂糖・しょうゆ各小さじ1、水1/4カップを入れ、弱火で5分ほど炒める。火を止める直前にしいたけを入れて炒め、仕上げにごま油小さじ1を加える。
教えてくれた人
『ジーテン』オーナーシェフ 吉田勝彦さん
中華ならではのシンプルな味付けで素材の旨みを引き出す。
■ジーテン
住所:住東京都渋谷区西原3-2-3 HP:https://gekh800.gorp.jp/
撮影/北原千恵美 取材・文/岸綾香
※女性セブン2021年12月9日号
https://josei7.com/
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