話題の10秒エクササイズ 総仕上げ「Let’s 音読」で”深い呼吸”をマスター!
「10秒間体の動きを止めるだけ」という人気の健康法をご存じだろうか。たった10秒にも関わらず、ウエストの引き締め、血行改善、さらには筋肉の活性化などメリットがたくさん。数多くある10秒ポーズをより効果的にするためには「深い呼吸」を身に着けることが大切で、そのやり方はなんと音読だという。考案者である理学療法士・福田裕子さんに詳しく教えてもらおう。
深い呼吸をマスター「Let’s音読」
基本となる「ヘソビーム」のポーズのまま、大きな声で表情豊かに音読を行うと、深い呼吸の練習になります。読むことに意識をとらわれないような、読み慣れた内容のものがおすすめ。
「リズム感や抑揚があって、一呼吸が無理のない長さの文章がいいですね」(理学療法士・福田裕子さん・以下同)
まずは基本【背中にきく】ヘソビームポーズ
高めのいすに浅く座る。あごを引いて前を見て、頭を高く保ち、足の裏を床につける。ヘソからビーム(光線)を出すようなイメージで骨盤を起こし、10秒数える。
→猫背解消&美姿勢になる「10秒ポーズ」のやり方 ズボラでも続けられる体づくり
続いて「Let’s音読」で深い呼吸をしてみよう
大きな声で表情豊かに音読を続ければ深い呼吸をマスターできる。
<NG> 本の内容に没頭してしまい、姿勢が崩れてしまっては本末転倒。
10秒ポーズを効果的にする5つの手順
「無理のない回数から始めましょう。10秒数えていれば、呼吸は吸っても吐いてもOK。きつければ、最初は10秒数え終わる前にやめても構いません」
【1】よく見る
「お手本(本記事)をよく見て、自分の体のどこがどうなるかをイメージすることが大切です」
【2】感じる
「『正しくやる』ことより、感じること、探ることが大事。気持ちがいい部分に意識を向けてみて」
【3】構える
「『よく見る』で確認したとおりに構えます。最初は力を込める前に、鏡を使って姿勢を確かめるのがおすすめです」
【4】力を込める
「お腹を引き締めたいならお腹に注意を向けるなど、狙ったところに意識を向けて力を込めましょう」
【5】脱力
「10秒力を込めた後、脱力します。力の抜けたときの気持ちよさを楽しんで味わってください」
『一生歩ける体をつくる10秒ポーズ健康法』(サンマーク出版)
「『10秒ポーズ健康法』でパーキンソン病のかたが回復に向かったケースもあるんです。10秒なら体の動きを止めることができる、体への注意が持続できる、嫌にならない、できる気がする、それが10秒ポーズです」
教えてくれた人
(写真左)健康法を教えてくれた理学療法士・福田裕子さん、(写真右)“オバ記者”こと野原広子さん
■理学療法士・福田裕子さん
理学療法士歴30年。京都大学医療技術短期大学部理学療法学科卒。オンライン健康増進プログラム『Moff(モフ)』で10秒ポーズクラスを担当(有料)。YouTubeチャンネル『ゆうこりんの10秒ポーズカレッジ』配信中。https://www.youtube.com/channel/UC_PZY_-kstSdQwCb2T2RwlA
■今回挑戦したのは…
“オバ記者”こと野原広子さん
本誌で人気エッセイを連載中の名物記者。ありとあらゆるダイエット企画や空中ブランコ、富士登山などの体験取材を数多くこなす歴43年の大ベテラン。
撮影/横田紋子 取材・文/田名部知子
※女性セブン2021年9月23日
https://josei7.com/
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