最高の『目玉焼き』の作り方|白身はふわっ!黄身はトロ~リの絶妙食感|ヤミーさん
子供の頃、家庭科の授業で習って以来、何度となく作ってきた『目玉焼き』。シンプルで身近な料理だからこそ、実はとっても奥深い。そこで、こだわりの目玉焼きを、料理研究家のヤミーさんに教えてもらいました。
世界各国の料理が得意なヤミーさんのお気に入りは、タイで出会った目玉焼き。「屋台などでは、中華鍋に油を多めに入れてジュワッと焼いていました。これが本当においしくて。以来、たっぷりの油で焼いて白身はふわふわ、フチはパリパリ、黄身はトロトロに仕上げるのが、私の大好きな目玉焼きです」(ヤミーさん)。
毎日食べたくなる『片面焼き』やふわふわ白身がたまらない『両面焼き』などの作り方と、目玉焼きを使ったアレンジレシピも紹介します。『白身はふわっ!黄身はトロ~リ』なベスト・オブ・目玉焼きを作ってみませんか。
“片面目玉焼き”の作り方
白身を整えながら焼くとキレイに
【1】油大さじ1を熱する
フライパンに油大さじ1を熱する。油は卵1個につき大さじ1が目安。フライパンの大きさに合わせて、油の量は調整を。
【2】卵を低めの位置で割る
油が温まったら、卵を低めの位置で割り落とす。高い位置で割ると白身が広がるが、低い位置だと白身が広がりにくく、成形しやすい。
【3】黄身を真ん中に動かす
スプーンにフライパンの油をまとわせてから、白身の中央に黄身を寄せて形をきれいに整える。火加減はずっと中火でOK。
【4】白身を丸く整える
油をつけた菜箸で白身のフチを丸く整える。片側はフライパンのカーブを利用。白身のフチがパリッとして、黄身に軽く火が通れば◎。
【完成】パリパリ&トロトロの理想形!
目玉焼き&パクチーご飯【片面目玉焼きアレンジ】
ナンプラーと相性抜群!
<作り方>(1人分)
【1】丼にご飯1膳分を盛り、片面焼きの目玉焼き1個、ざく切りにしたパクチー適量をのせる。
【2】ナムプラー適量をかけて食べる。
“両面目玉焼き”の作り方
たっぷりの油で揚げ焼きに!
【1】油大さじ3を熱する
フライパンに油大さじ3を熱する。油は卵1個につき大さじ3が目安。フライパンの大きさに合わせ、鍋底を軽く覆うくらい油を入れ、揚げるように焼くのがポイント。
【2】黄身を真ん中に動かす
片面焼き同様に、低い位置で卵を割り、油をつけたスプーンで黄身を真ん中に寄せる。油が多いため、最初は跳ねやすいので気をつけて。
【3】卵に油をかける
大きめのスプーンで油をすくい、卵に油をかけて焼く。黄身が全体的に白くなるまで、油をかけ続ける。酸化しにくい米油がおすすめ。
【4】ひっくり返して焼く
黄身の表面が全体的に白くなったら、フライ返しでひっくり返して裏面も焼く。両面にこんがり焼き色がついたらできあがり!
【完成】ふわふわの白身がごちそう♪
目玉焼きとベーコンのサラダ【両面目玉焼きアレンジ】
いつものサラダにトッピング。
<作り方>(2~3人分)
【1】両面焼きの目玉焼き2個は2~3cm角に切り、ベーコン2枚は1cm幅に切ってフライパンでカリカリに炒める。リーフレタス5~6枚はひと口大に切り、玉ねぎ1/4個は薄切りにする。
【2】ボウルにオリーブオイル大さじ2、レモン汁小さじ2、塩小さじ1/4、こしょう少量を入れて混ぜ合わせ、【1】を入れて和える。
“蒸し焼き目玉焼き”の作り方
水を少し入れてしっとり!
<作り方>
【1】水大さじ1を入れ、ふたをする。
【2】1分半ほど弱火で蒸し焼きにする。
教えてくれた人
料理研究家 ヤミーさん
世界中の料理を家庭で作りやすい簡単レシピにするのが得意。近著に『ヤミーさんのおうちで世界一周レシピ』(主婦の友社)など。
撮影/深澤慎平
※女性セブン2021年9月23日号
https://josei7.com/
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