ふわふわ卵×マスタードバター、菜の花×ハムで…春に味わうサンドイッチレシピ4選
人気料理家の渡辺有子さんが考案してくれた“春サンド”は、ワクワクする組み合わせが楽しめます。意外な組み合わせが新鮮な渡辺さんのサンドイッチ。噛み締めるたびに、口いっぱいに幸せなハーモニーが豊かに広がります。
まずは「パンにはバターやマヨネーズを塗ってコーティングして、挟む食材の水分をしっかりガードしましょう」と、渡辺さん。今が一番美味しい春の食材を使ったサンドイッチは、食べるだけでハッピーな気分になれちゃいますよ。
※材料はすべて4人分。
菜の花とハムのサンドイッチ
ちょっといいハムを使うとおいしさアップ!ほろ苦い菜の花にカレー粉が隠し味。
<材料>
菜の花…1/2束
マヨネーズ…大さじ3
カレー粉…小さじ1
塩…小さじ1/4
ハム…4枚
食パン(12枚切)…8枚
<作り方>
【1】菜の花はたっぷりの水に浸け、沸騰した湯で2分弱ゆでる。水気を絞って細かく刻み、ボウルに入れ、マヨネーズ、カレー粉、塩を加えてよく混ぜる。
【2】パン1枚にごく薄くマヨネーズ(分量外)を塗り、【1】の1/4量をのせて広げ、ハム1枚をのせ、同様にマヨネーズを塗ったもう1枚のパンをのせて挟む。残りも同様に作る。
【3】【2】を重ねてパンの耳を切り落とし、食べやすい大きさに切る。
マスタードバターのふわふわ卵サンド
マスタード×バターでリッチな大人の味に。卵はラフにまとめてふわふわに!
<材料>
バター…30g
フレンチマスタード…小さじ2
卵…5個
塩…小さじ1/4
きび砂糖…小さじ1
牛乳…大さじ2
食パン(8枚切)…6枚
<作り方>
【1】バター20gは室温に戻し、やわらかくなったらマスタードを混ぜる。
【2】ボウルに卵を割りほぐし、塩、きび砂糖、牛乳を入れて混ぜる。フライパンにバター10gの1/3量を中火で溶かし、卵液を1/3量流し入れ、全体を混ぜながらふわりとした卵焼きをラフに作る。同様に計3個作る。
【3】パン1枚に【1】を塗って【2】を1個のせ、【1】を塗ったもう1枚のパンで挟む。残りも同様に作る。重ねてパンの耳を切り落とし、食べやすい大きさに切る。
スナップエンドウとベーコンのオープンサンド
はちみつはたっぷりかけて。ベーコン×はちみつの甘じょっぱさがクセになる。
<材料>
スナップエンドウ…12本
ベーコン(スライス)…4枚
食パン(山型)…4枚
オリーブオイル…小さじ2
塩・粗びき黒こしょう…各少量
しょうゆ…小さじ1
バター・パセリ・はちみつ…各適量
<作り方>
【1】スナップエンドウは筋を取り、沸騰した湯で2分ゆでる。水に取り、水気を切ってさやを開く。ベーコンは6等分に切る。パンを焼き始める。
【2】フライパンにオリーブオイルを熱し、ベーコン、スナップエンドウを炒め、塩、粗びき黒こしょう、しょうゆを振る。
【3】焼いたパンにバターを塗り、【2】をのせて粗びき黒こしょう適量(分量外)を振る。刻んだパセリを散らし、好みではちみつをかける。
キャロットラペといちごのバゲットサンド
生ハムを入れると塩気が加わりもっとおいしく!甘酸っぱいラペといちごが絶妙にマッチ。
<材料>
にんじん…1本
塩…少量
バゲット…1本
バター…適量
生ハム…4枚
いちご…小粒6個
チャービル(あれば)…適量
【A】
赤ワインビネガー…大さじ2
塩…小さじ1/4
きび砂糖…小さじ1
ナムプラー…小さじ1/2
水…大さじ4
<作り方>
【1】にんじんは皮をむき、斜め薄切りにして、さらに細切りにする。ボウルに入れ、塩をなじませる。
【2】小鍋に【A】を入れてひと煮立ちさせ、【1】に回しかける。ラップを密着させて冷めるまで置き、味をなじませる。
【3】バゲットは2等分に切り、切れ目を入れて軽く焼く。バターを塗り、汁気を絞った【2】、生ハム、半分に切ったいちごを間に挟み、チャービルをのせる。
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教えてくれた人
料理家 渡辺有子さん
旬の素材を生かしたシンプルな料理に定評があり、センスのいいライフスタイルも人気。アトリエ『FOOD FOR THOUGHT』で料理教室やイベントを開催。食にまつわるアイテムを扱う同名のショップが東京・代々木上原、西荻窪に加え、千駄ヶ谷にオープン予定。4月に『&Premium』(マガジンハウス)での連載「渡辺有子の料理教室ノート」が書籍化予定。
撮影/宮濱祐美子
※女性セブン2021年4月22日号
https://josei7.com/