手のひらに現れる内臓と骨格の不調…毎日1分の手相もみで改善!
東洋医学では手のひらにある線やしわなどで体の不調がわかるという。悪い所がわかった後のケアとして生活改善ももちろん大事だが、手もみでも不調を改善できるという。
1~3分、もんで不調を改善!
気になる線やしわを見つけたら、その場で手もみを実施。親指の腹を使って念入りにもむことで、体の弱っている部分を活性化し、機能を高めることができる。
「気になるポイントを意識して1~3分程度もんでください。道具いらずでいつでもどこでもできるので、不調は改善していくでしょう」(松岡さん)。
手のひらと体の各部位との関係性
東洋医学では、手のひらや甲、指には内臓や骨格に対応する経路やツボが集まっていると考えられている。手相やしわから把握できる11エリア(下記リンク参照)と併せてこの2つの関係を知っておけば、全身の不調改善に大いに役立つ。この機会に是非覚えておこう。
→手のひらで健康状態をチェック!小じわ発生ゾーンで不調部位がわかる、不調サインは?
■手のひらと内臓
手のひら側は、いわば内臓の映し鏡。位置は右手も左手も同じで、反転しない。内臓を刺激したいなら、主に手のひら側を刺激して。
■手の甲と骨格
手の甲側は、骨や関節の映し鏡。こちらも位置は反転しないため、右足は左手なら親指、右手なら小指になる。
基本のもみ方
触って痛みや違和感のある部分は、それと対応する内臓や骨格に不調が隠れている可能性があるので、そこをもんで刺激するといい。
【1】線やしわ、色の状態がよくない部分を親指で念入りにもむ。押すと痛みや違和感がある部分も、もむといい。
【2】親指の下の膨らんだ拇指球に静脈が浮き出て青みがかかっている場合は、手首に向けて静脈の血流を心臓に送るイメージで、ゆっくり押しもむ。
【3】特に問題がない場合も、手相の主要三線に沿ってもみほぐしていけば、全身のバランスが整い、健康維持に役立つ。
教えてくれた人
松岡佳余子さん・アジアン・ハンドセラピー 協会理事
取材・文/山下和恵 イラスト/いばさえみ、Getty Imeges
※女性セブン2021年1月21日号
https://josei7.com/
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