兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし「第65回 ストレスは降り積もる雪のように…」
若年性認知症を患う兄の行動は、予想を上回って理解不能なこともしばしば。一緒に暮らすツガエさんは、兄を温かく見守りたい気持ちは山々なのだが、苛立ちは日々募るばかりで…。
「明るく、時にシュールに」、でも前向きに認知症を考えます。

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兄が寵愛する1本の爪楊枝
雨の日の新聞にかかっている薄いビニール袋、一般的にはどうするものなのでしょうか。わたくしは、力任せに引きちぎって丸めてゴミ箱にポイッが通常でございます。
しかしながら我が兄はいつも丁寧にハサミを使用いたします。そればかりか、そのビニールにほんのわずかついた水滴をティッシュでキレイに拭う几帳面ぶり。その後もビニールを気の済むまで手で伸ばしてたたみ、物陰にそっとお捻じ込みになります。包装紙や手提げ袋ならいざ知らず、あのビニールを保存する人は世の中にいるのでしょうか?
二次使用できるほど耐久性もないので、わたくしが掃除の度にほ