おひとりさま女性の“終の住処”を公開!ワンルームですっきり豊かな暮らし
人生の終盤を安心して、充実した暮らしを送るための住まい選びに悩んでいませんか?出会いと別れを繰り返し、「これからはひとりで生きる」と決めた女性のお宅を訪ねると、“自分らしさ”にあふれた豊かさがありました。
お気に入りだけが詰まったワンルームですっきり暮らしている女性のお住まいを紹介。思い出を大切にしつつ無駄をなくした暮らしのお手本をどうぞ。これからのヒントになりそう!
何を残し、何を手放すか
44才で離婚し、その後初めて社会に出て働き、2人の子供を育て上げた、会社員の酒井マサコさん(58才)。子供たちが独立した現在は仕事を続けながら、すっきりと整ったワンルームでひとり暮らしを満喫している。
「娘の出産が無事に終わったので、自分の住みたい場所に住もうと、今年の初めに川沿いの街に引っ越しました。趣味のウオーキングをするのにぴったりの環境ですし、夜になると部屋からキラキラと光輝く高層ビルや観覧車、レインボーブリッジが望めるんです。この景色はめっけものだったなと思っています」(酒井さん・以下同)
19軒目の住まい
もともと物件を見ることや引っ越しが大好きで、元夫が転勤族だったこともあり、この家はなんと19軒目の住まい。引っ越しをするたびに“何を残し、何を手放すか”を吟味して、持ち物を減らしてきた。
「ここにあるのは家具も洋服も愛着のあるものばかりで、まさに私の人生が詰まった家ですね。これからも身軽に、そして元気に働きながら、楽しく暮らしていきたいです」
こだわりのお部屋を紹介
丸まりがちな背筋を伸ばすため、玄関にぶら下がり健康器を設置して毎晩欠かさず使用。44才から続けているストレッチも行い、健康な体をキープ。
●ぶら下がり健康器
丸まりがちな背筋を伸ばすため、玄関にぶら下がり健康器を設置して毎晩欠かさず使用。44才から続けているストレッチも行い、健康な体をキープ。
●たっぷりの収納スペースがお気に入り
30年以上使っているベッドはマットレスを敷く床板を持ち上げると大容量の収納スペースが現れる優れもの。洋服や子供たちの思い出の品、寝袋などを収納。
「寝袋は誰かが泊まりに来たときに使います」。
●電化製品はコンパクトサイズに
清潔感あふれるキッチン。大型冷蔵庫が壊れた際、窓から吊り下ろして処分した経験に懲りて、小さいサイズを使用。
「余計なものを買わなくなり、掃除もしやすくて便利になりました」
●大画面をひとり占め
テレビは場所をとるため処分し、プロジェクターとスピーカー、シーリングライトが一体になったアイテム『ポップインアラジン』を設置。
「孫の写真などを見て楽しんでいます」。
→夫亡き後…女のひとり暮らしに備える|老後リフォーム5つの準備
撮影/深澤慎平
※女性セブン2020年10月22日号
https://josei7.com/
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