初心者でもできる夏の冷たいミルクデザート|混ぜて冷やして完成!|本間節子さん
連日続く蒸し暑い日にうんざり。そんなときは、冷たいおやつを作って一息ついてみましょう。牛乳や乳製品を使えば、たんぱく質も摂れ、高齢者にもうれしい一品に。
レシピはお菓子研究家の本間節子さんが考案してくれました。「冷やして完成!」する、お手軽レシピは、スイーツ作りに初挑戦の人におすすめ。基本は「混ぜて冷やすだけ」だからカ~ンタン。シニア世代は自分のために、若い人は、祖父母孝行に!是非挑戦してみてください。
→市販品を使った簡単スイーツレシピ|ビスケット、食パン、カステラ…が映えスイーツに
いちごヨーグルトシャーベット
<材料>(作りやすい分量)
プレーンヨーグルト…300g
砂糖…70g
いちごジャム…50g
<作り方>
【1】ヨーグルトと砂糖を厚手の食品保存袋に入れ、もむように混ぜる。砂糖が溶けたら、袋を平らにして口を閉じ、冷凍室で冷やし固める。
【2】固まってきたら、めん棒などで押しつぶしてほぐす。
【3】再び凍らせて、ほぐし、ジャムを加えて混ぜ、器に盛る。
★POINT
完全に固まる前に一度取り出してほぐし、再び凍らせると、口当たりがよくなる。
ジャムは仕上げに加え、袋の上からもむように混ぜて全体になじませる。
ミルクゼリーアイスバー
<材料>(5個分)
牛乳…250ml
粉ゼラチン…5g
水…20ml
砂糖…40g
チョコレート…30g
ココナッツ…適量
<下準備>
・粉ゼラチンを水にふり入れて5分おく。
<作り方>
【1】鍋に牛乳を入れて火にかけ、温まったら砂糖を加えて溶かす。火を止め、下準備したゼラチンを加えて混ぜる。
【2】直径4cm、高さ5cmの容器に【1】を流し入れ、粗熱がとれたら冷蔵庫で2時間冷やす。
【3】【2】が固まったら(ここで食べてもよい)、アイスキャンディ用の棒をさし、冷凍室で固める。
【4】チョコレートは湯せんで温め、滑らかに溶かす。【3】を容器から取り出し、好みで先の部分にチョコレートをつける。ココナッツをふりかけても◎。
★POINT
棒をさすのは冷蔵してゼリー状になったときに。凍らせてからはさせないので注意。
クラッシュチーズゼリー
<材料>(3~4人分)
クリームチーズ…100g
粉ゼラチン…5g
水…20ml
牛乳…200ml
砂糖…30g
クッキー(好みのもの)…4枚
<下準備>
・粉ゼラチンを水にふり入れて5分おく。
<作り方>
【1】鍋に牛乳50mlと砂糖を入れて火にかけ、温まったら、下準備したゼラチンを加えて混ぜ、残りの牛乳も加えて混ぜる。
【2】クリームチーズはボウルに入れ、滑らかになるまで練り混ぜる。
【3】【2】に【1】を少しずつ加えて溶きのばす。容器に流し入れ、冷蔵庫で3時間冷やす。
【4】スプーンで器に盛り、クッキーを砕いて散らす。
★POINT
スプーンでゼリーを好みの大きさにくずして盛りつけ。形もお好みでOK。
クレームダンジュ
<材料>(5個分)
プレーンヨーグルト…400g(ギリシャヨーグルトなら、水きりなしで200g)
生クリーム…100ml
砂糖…40g
<A>
アメリカンチェリー…60g
砂糖…15g
レモン汁…小さじ1
<下準備>
・コーヒーのドリッパーにペーパーフィルターをセットし(ざるにペーパータオルを敷いてもよい)、ヨーグルトを入れ、冷蔵庫に3時間おいて水きりする(半量にする)。
・直径7~8cmのアルミカップなどに、ぬらしてしぼったペーパータオルを敷く。
<作り方>
【1】ボウルに生クリームと砂糖を入れ、8分立てに泡立てる。水きりしたヨーグルトを加えて混ぜる。
【2】準備しておいたカップに【1】を入れ、冷蔵庫で1時間以上冷やす。
【3】<A>でソースを作る。チェリーはヘタと種を取り、耐熱容器に入れる。砂糖をまぶしてレモン汁を加え、ラップをふんわりとかけ、300Wの電子レンジで2分加熱し、冷やしておく。
【4】【2】を容器から取り出してペーパーを取り除き、器に盛り、【3】をかける。
★POINT:水きりをしっかりと!
ヨーグルトは見た目の量が半分になるまで充分に水きりして、クリームチーズ風にする。
ミルクババロア
<材料>(4個分)
牛乳…200ml
粉ゼラチン…5g
水…20ml
生クリーム…50g
砂糖…40g
タイム…あれば少々
<下準備>
・粉ゼラチンを水にふり入れて5分おく。
・生クリームはとろりとするまで泡立てる。
<作り方>
【1】鍋に牛乳50mlと砂糖を入れて温める。下準備したゼラチンを加えて混ぜ、残りの牛乳も加える。
【2】【1】をボウルに移し、底を氷水につけて、とろみがつくまで混ぜながら冷やす。
【3】泡立てておいた生クリームを加えて混ぜる。型に流し入れ、冷蔵庫で3時間以上冷やし固める。
【4】型から取り出して器に盛り、タイムを添える。
★POINT
85℃くらいの湯に型を浸し、ババロアが型から離れたら、器をかぶせてひっくり返す。
教えてくれた人
お菓子研究家・本間節子さん/お菓子教室や手作り菓子の通販を行う「atelier h」主宰。やさしい甘さのお菓子が人気。乳製品が好きで、お菓子作りにもよく利用する。
撮影/豊田朋子 スタイリング/シダテルミ 撮影協力/UTUWA
※女性セブン2020年6月25日号
https://josei7.com/
●賢いおやつ、食べるならどっち?間食は不足しがちな栄養を補う役目も