市販品を使った簡単スイーツレシピ|ビスケット、食パン、カステラ…が映えスイーツに
年齢を重ねると不足しがちな栄養素、カルシュウムやたんぱく質を多く含む牛乳や乳製品は、いつも摂りたいもの。なるべくなら簡単に美味しく食べたい。
そこで、市販の菓子やパンを利用して手間をカットした、乳スイーツを紹介します。誰でも簡単に作れるレシピを、お菓子研究家の本間節子さんが考案してくれました。工夫次第で、気分もおいしさもアガりますよ!
ミルクアイスビスケットサンド
<材料>(5個分)
牛乳…300ml
砂糖…80g
生クリーム…50ml
炒りピーナッツ(無塩)…30g
ビスケット…15枚
バナナなど…適量
<A>
生クリーム…100ml
砂糖…小さじ1
<作り方>
【1】牛乳200mlと砂糖を鍋に入れ火にかけ、沸騰したら弱火で5分煮る。
【2】【1】に生クリームと牛乳100mlを混ぜ、バットに入れて冷凍室で冷やす。固まりかけたらフォークでほぐし、再び冷やし固める。
【3】【2】を練り混ぜ、刻んだピーナッツを混ぜこむ。
【4】ビスケットは1枚目の表面に牛乳(分量外、約50ml)をつけ、つけた面を上にして置き、【3】をのせる。2枚目は両面に牛乳をつけてその上にのせ、【3】をのせる。3枚目は裏面に牛乳をつけてのせる。これを5個作り、冷凍する。
【5】ボウルに<A>を入れ、とろりと泡立てる。【4】にのせ、バナナの輪切り、ピーナッツ(分量外)をのせる。
★POINT:ひと手間でさらに美味しく
アイスと接する面に牛乳をつけておくと、はさんだアイスが滑りにくくなる。
アイスをはさんでビスケットを3段にし、この状態で冷やして形を固定させる。
食パンレアチーズケーキ
<材料>(5個分)
クリームチーズ(室温に戻す)…100g
サンドイッチ用食パン(耳なし)…5枚
マーマレードジャム…大さじ3
砂糖…30g
レモン汁…小さじ1
オレンジ、ミント…各適量
<A>
生クリーム…100ml
砂糖…小さじ1
<作り方>
【1】食パンにジャムを塗り、直径約8cmのココットにそっと敷きこむ。
【2】<A>をボウルに入れ、8分立てに泡立てる。
【3】別のボウルにクリームチーズと砂糖を入れて泡立て器で混ぜ、滑らかになったらレモン汁も加えて混ぜ、【2】も加えて混ぜる。
【4】【1】に【3】を流し入れ、冷蔵庫で2時間ほど冷やす。食べるときに好みでオレンジとミントを飾る。
★POINT:ジャムを隠し味に
パンに好みのジャムを塗っておくと、味に変化がついておいしさがよりアップ。
カスティラミス
<材料>(2人分)
クリームチーズ(室温に戻す)…200g
カステラ…3枚
砂糖…40g
牛乳…100ml
ココア…大さじ1
<A>
インスタントコーヒー(粉)…8g
砂糖…30g
熱湯…80ml
<作り方>
【1】カステラは1cm幅に切る。<A>を混ぜ合わせ、コーヒーシロップを作る。
【2】クリームチーズをボウルに入れて泡立て器で混ぜ、砂糖を加えて混ぜる。なじんだら、牛乳を少しずつ加えながら、滑らかになるまで混ぜる。
【3】器(直径10~12cmくらい)にカステラの半量を敷き、コーヒーシロップの半量をかけてしみこませ、【2】の半量を上に盛る。これをもう一度くり返し、冷蔵庫で1時間冷やす。
【4】食べるときにココアを茶こしに入れてふりかける
★POINT:丁寧に作っていく
牛乳は一度に加えると混ざりにくい。少し加えて混ぜ、なじんだらまた加える。
カステラがビスコッティ代わりに。コーヒーシロップをしみこませて柔らかく。
ミルク白玉
<材料>(3~4人分)
牛乳…100ml
白玉粉…100g
砂糖…大さじ1
レトルトぜんざい…適量
練乳、抹茶…各少々
<作り方>
【1】白玉粉をボウルに入れ、牛乳を加えて練る。ダマがなくなったら、砂糖を加えて練る。
【2】【1】を24等分にして丸める。
【3】鍋に湯を沸かし、【2】の半量を入れる。3分30秒ゆでたら、冷水にとる。残りも同様にする。
【4】水けをきって器に盛り、ぜんざいの小豆を添え、練乳をかけ、抹茶をふる。
★POINT:中心までよく火を通す
白玉は、意外に火が通りにくいので、ゆで時間までしっかりゆでて中まで火を通して。
マシュマロムース
<材料>(2個分)
牛乳…150ml
マシュマロ…60g
<作り方>
【1】牛乳とマシュマロを耐熱ボウルに入れ、ラップをふんわりとかけ、600Wの電子レンジで2分30秒、沸騰するまで加熱する。
【2】取り出して泡立て器で混ぜ、マシュマロが溶けて泡がたっぷり立ったらグラスに移す。
【3】冷蔵庫に入れ、3時間しっかり冷やす。
★POINT:レンジを使えば簡単に
マシュマロの原料はゼラチンや砂糖。レンジで加熱すると溶け、再び冷やすと固まって自然に二層になる。
電子レンジで加熱したら、取り出して泡立て器でよく混ぜ、表層部分の泡を作る。
教えてくれた人
お菓子研究家・本間節子さん/お菓子教室や手作り菓子の通販を行う「atelier h」主宰。やさしい甘さのお菓子が人気。乳製品が好きで、お菓子作りにもよく利用する。
撮影/豊田朋子 スタイリング/シダテルミ 撮影協力/UTUWA
※女性セブン2020年6月25日号