品薄のアルコール剤の代わりに!プロが教える除菌液の作り方&正しい除菌方法
新型コロナウイルスが猛威を振るういま、手洗い、うがいに加え、室内の消毒も大切。今回は、品薄のアルコール剤や除菌用品に代わる除菌液の作り方、日常的に行いたい除菌方法を紹介します。
自作の除菌液で対処。取り扱いには注意!
市販のアルコール剤や次亜塩素酸水は安全で菌にも大変有効だが、手に入りにくい現状だ。そこで、家庭で自作できる除菌液を掃除のプロ、家事代行サービス「CaSy」の松浦純子さんに教えてもらった。
「次亜塩素酸ナトリウムが入った塩素系漂白剤を薄めて、代用の除菌液を作ることができます。除菌するものによって、濃度を使い分けるとより効果的です」
ただし、体内に取り込むと危険な成分であるため、取り扱いには注意が必要だ。
「手指の除菌には絶対に使用せず、使用後は水拭きを徹底してください。また、効果は持続しないので、誤用を避けるためにも使い捨てるようにしましょう」(松浦さん)
よく触れるものは毎日、調理器具などもこまめに除菌を。
次亜塩素酸ナトリウム液の作り方
●用意するもの
洗面器/手袋/次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤/500mlペットボトル/水
◆便座、嘔吐物、糞便の除菌=キャップ2杯(0.1%)
◆布巾、調理器具、ドアノブなどの除菌=キャップ1杯(0.05%)
【1】500mlペットボトル1本分の水を洗面器に入れ、漂白剤の原液を用途に合わせてキャップ1杯または2杯分加える。
【2】手袋を着用し、掃除で使用する布を【1】で作った次亜塩素酸ナトリウム液に浸して固く絞る。
★ココに注意!★
・使用する際は手袋を着用し、換気をしながら行う
・手指の除菌には使用しない
・手の触れる場所に使用した場合、残留がないように必ず水拭きをして仕上げる
・効果が持続しないため、保管せず使い捨てる