パワーリハビリ他様々なリハビリを実践する介護付有料老人ホーム＜前編＞

　トラストガーデン桜新町には、機能回復をサポートする理学療法士と様々な活動を通して心と身体のリハビリをする作業療法士が常勤勤務している。このことがリハビリに力を入れているのが言葉だけではなく本気であることの表れだ。

　ここでは、3か月毎に個別機能訓練計画書を作って、一人ひとりにオーダーメードでリハビリの計画を立てている。また、3か月毎に本人または家族の同意を得て、計画を見直していくという「PDCAサイクル」を回している。常勤の理学療法士と作業療法士がいると、どのような利点があるのだろうか。長谷部さんに聞いてみた。

「理学療法士と作業療法士が、それぞれの専門性を活かして、都度ご相談に乗れるところが利点です。時には転倒予防策として居室のレイアウトや福祉用具の導入を急がなければならない時もあります。専門家が常勤していることは、大きな安心感につながりますね」

　こういったことはプラスアルファの料金やマージンが発生しているのではなく、あくまでも通常業務の一環として行われている。入居前に身体の状況を把握して、部屋に適切な手すりをつけることもあるという。

施設＿トラストガーデン桜新町3 — パワーリハビリのサーキットトレーニングには作業療法も取り入れられている

「車椅子の利用率は入居者全体からみると50％なのですが、常に使っている方は少ないんです。外出するとか、フロアの移動をする時には車椅子を使いますが、手引き歩行など介助があれば歩ける方も多いですよ。近距離はなるべく歩行器を使って移動して、外出する時や他のフロアに行ったり、入浴の時に車椅子を使うということで利用率が半分くらいになります。多くのご入居者ができる限りご自身の足で歩くことで、身体機能の低下を防いでいます」

　パワーリハビリ以外にも、カラオケを使った口腔リハビリやリハビリヨガなどバリエーションも多い。日々の暮らしに即した生活リハビリを取り入れ、無理なく身体機能の維持・向上を図る介護予防にも積極的に取り組んでいる。このように全体の方針としてリハビリに取り組んでいるトラストガーデン桜新町。実際に見学、相談をしてその充実度を確かめてほしい。

【データ】
施設名：トラストガーデン桜新町
公式WEBサイト：https://www.trustgarden.jp/sakurashinmachi/
所在地：東京都世田谷区弦巻2-11-1
最寄駅：東急田園都市線「駒沢大学駅」徒歩13分、「桜新町駅」徒歩14分
類型：介護付有料老人ホーム
運営主体：トラストガーデン株式会社
敷地面積：2559.84平方メートル
延床面積：3752.23平方メートル
室数：86室（定員89名）
入居要件：原則65歳以上で入居時自立・要支援・要介護
構造：鉄筋コンクリート造地上3階建
開設年月日：2007年12月
料金：
【1】長期プラン／入居一時金＋月額利用料
入居一時金（非課税）は75歳未満3260万円（償却期間96か月）～90歳以上1630万円（償却期間48か月）、月額利用料（税込）は32万6160円（月額利用料内訳は上乗せ介護費12万3120円、管理費12万7440円、食費7万5600円）
【2】月払いプラン／月払い家賃+月額利用料
月払い家賃（非課税）は34万1000円、月額利用料（税込）は32万6160円（月額利用料内訳は上乗せ介護費12万3120円、管理費12万7440円、食費7万5600円）
※他にツインの部屋があり、1人利用、2人利用で費用が異なる。