黒柳徹子実践の健康法「ご飯3膳半」、糖質摂りすぎ大丈夫?
数多の健康法がブームになっては消えていくなかで、衰え知らずなのが「糖質制限ダイエット」だ。
白飯やパン、パスタを避ける人は多く、お菓子や飲み物、お酒などにも「糖質ゼロ」や「糖質オフ」といった商品が溢れ、レストランでも低糖質メニューが人気を呼ぶ。「糖質制限」市場は今や4000億円にものぼるといわれている。
そんななか、黒柳徹子(83才)が『Domani』(8月号)のインタビューで語った「糖質の摂りすぎ“健康法”」が反響を呼んでいる。
地方公演時、毎晩ごご飯を3膳半食べる
かつて地方公演に出演している時に、ある劇団の関係者が《毎日公演後に、炊き立てのご飯をパックに入れてもたせてくれたんです》(インタビューより。以下同)というのだが、その量がなんと3膳半! ちなみに1膳とは、ご飯約140g。
《3膳半っていったら丼1杯でしょ。毎晩それを全部食べちゃってたんです》
《3か月の旅公演が終わったら3kg太ってたの!》
と黒柳。これに対して世の女性たちからは、
「年を取ってもそんなに食べられるなんてさすが!」
「だから徹子さん元気なの!?」
とさまざまな声が上がっている。
大人気のインスタにあがるボリュームたっぷりの食事内容
いっこうに年齢による衰えを感じさせず、現役バリバリで活動を続けている黒柳。7月8日、永六輔さん(享年83)の一周忌イベントでも、永さんが作った詩を朗読。最後には他の出演者とともに『上を向いて歩こう』、『見上げてごらん夜の星を』を熱唱した。
福山雅治(48才)にすすめられて昨年から始めたインスタグラムも大人気。「かわいいもの」「朝ご飯」「仕事場の風景」など身の回りのいろいろな写真を撮って載せている。
ある日の朝食はバナナやいちごがのったワッフルで、別の日の食事は釜めし。しかも、鶏肉やしいたけ、栗など具沢山でボリュームもある。
「あれだけ腹持ちがよさそうなものを毎日食べられるなんて、すごい。私では考えられません」(同世代の女性)
そんな精力的な黒柳が、糖質制限の真逆のことをやっているとあれば、関心が集まるのも当然だろう。糖質制限とは、もともと糖尿病の治療のために行われていた食事療法の1つ。
人間の細胞は血液中のグルコース(ブドウ糖)からエネルギーを得て活動している。食事やおやつなどで糖質を大量に摂取すると、血糖値(血液中のグルコースの濃度)の上昇を抑えるためにインスリンが分泌されるが、インスリンには余った血糖を脂肪細胞にとりこみ、中性脂肪として蓄える働きもある。
逆に、摂取する糖質が少なければ、不足した血糖を補うために中性脂肪が分解されてエネルギーとして使われる。それが糖質制限によってやせるメカニズムだ。白米やラーメン、うどんなど主食の糖質をやめることによって劇的なダイエット効果も得られるとあって、急激に普及してきたのである。
だが、果たして糖質制限することは健康にいいのだろうか。管理栄養士の安中千絵さんはこう説明する。