めざせ健康長寿!脳から筋肉への指令をよくして”しっかり動く”体になる方法
ミルクの希少成分MFGM(乳脂肪球皮膜)&「伝わり体操」でケアを
この“伝わり”の衰えを改善するため、花王が長年の研究の末、発見したのがミルクに含まれる希少成分MFGM(乳脂肪球皮膜)だ。
「“伝わり”の衰えは、運動神経と筋肉の接合部分が崩れ、運動神経から分泌される神経伝達物質(アセチルコリン)が筋肉にしっかり届かなくなることで起こると考えられます。生まれたばかりの赤ちゃんがわずか1年で体重、筋肉、神経系統が約3倍にも成長することから、母乳を含むミルクに着目。300種類以上の素材を探索してたどりついたのが、ミルクの脂肪分を包む皮膜MFGMです。母乳にも含まれますが、牛乳にはわずか0.2%しか含まれない希少成分で、神経細胞などの細胞膜を構成する成分を含んでいます。
歩行などの軽い運動をしながらMFGMを継続的に摂取すると、反復横跳びの回数が増加し、敏捷性が改善することも明らかになりました」
このMFGMを含む健康食品は、最近発売になっている。
また運動神経と筋肉の接合部分をしっかりと形成するためには、やはり運動も大切だという。“伝わり”ケアのため、座ったまま1分でできる「伝わり体操」を教わった。「体が気持ちについて来ない」と実感したら、ぜひ始めてみたい。
「伝わり体操」は以下の3つ
(「伝わり体操」/監修:京都学園大学 吉中康子教授)
「体が気持ちについて来ない」と実感したら、MFGMを含む健康食品と「伝わり体操」をぜひ始めてみたい。
取材・文/斉藤直子 撮影/浅野剛
【関連リンク】
花王「食と健康ナビ」:http://health-food-bev.kao.com/movablebody/1730/