【週刊脳トレ】統合機能のトレーニング「バラバラ漢字」
「人の顔と名前が一致しない」「うっかり物忘れが多くなった」…そんなことが増えたら『脳トレ』(認知症予防医・ひろかわクリニック院長の広川慶裕先生監修)で、脳を元気にしましょう。
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脳を使うとなぜいいのでしょう? 考えたり記憶したりすると脳への血流が向上し、血液がめぐることで神経細胞間の情報のやりとりが順調にいくようになり、脳の活性化に役立つのです。
今回は「バラバラ漢字」です。
これは「統合機能」を鍛えるトレーニングになります。統合機能とは、記憶や考えを取りまとめるのに必要な機能です。統合機能が働かないと、料理や裁縫などいつも行っている作業ができなくなったり、会話の受け答えがおかしなものになったりといったことが起こります。
認知症になると、統合機能も低下してきます。でも、MCI(軽度認知障害)の段階なら改善の可能性はあります。「脳トレ」は一人でやるのもいいのですが、他人といっしょに行うとますます脳の活動が高まりますから、ご家族やお友達と楽しんでみてください。