介護生活にハーブを!<4> 「かぼちゃとスパイスの薬草すうぷ」
今回ご紹介するスープは、体を温め、消化を促進してくれるスパイス類を加えていますので、風邪やインフルエンザなどの心配が増えるこの季節には、ぜひお勧めしたい一品です。
クローブ、ターメリック、シナモン、ナツメグ、ジンジャーといったスパイスには、香りをつけて食欲を増進させる働きがあるほか、抗酸化作用や血管を強くしたり、血行を良くする作用があります。
今回使用するスパイスの中でターメリックは、黄色でカレーの色合いにもなります。和名はウコン。生姜科で、根を使います。主成分はクルクミン、ビタミンAなど。強い抗炎症作用や、肝臓保護で知られ、そのほか免疫増強、抗菌作用もあるといわれています。
冬の間は、寒くて血行も悪くなりがち。スパイスを効かせたスープやチャイ(インド式のミルクティーで茶葉に香辛料を加えて煮だしたもの)などの飲み物を上手に取り入れて、冬を乗り越えたいですね。
レシピに記載されているスパイスを揃えるのが大変な時は、市販のガラムマサラなどでも代用できます。まずは手に入れやすいものを使ってみましょう。
かぼちゃとスパイスの薬草すうぷ
<作り方>(4人分)
【材料】
玉ねぎ…中1個
長ネギ…1/2
にんにく…ひとかけ
生姜…ひとかけ
かぼちゃ…大きなもの1/2
水…2と1/2カップ
オリーブオイル…大さじ3
豆乳…300ml
スパイス…ガランガル(乾燥生姜)、ナツメグ、ターメリック、シナモン(市販のガラムマサラやカレー粉の代用でも可)