MCI(軽度認知障害)って?認知症予備軍の早期発見チェックリスト
初期認知症微候観察リスト
※12項目のうち4項目以上に該当すると認知症の可能性が高いといわれている。
□いつも日にちを忘れている(今日の日付がわからない)
□少し前のことをしばしば忘れる
□最近聞いた話を繰り返すことができない
□同じことを言うことがしばしばある
□いつも同じ話を繰り返す
□特定の単語や言葉が出てこないことがしばしばある
□話の脈絡をすぐに失う(話があちこち飛ぶなど)
□質問を理解していないことがある(質問に対する答えが的外れでかみ合わない)
□会話を理解することがかなり困難
□時間の観念がない(時間がわからない、午前・午後の区別がつかない)
□話のつじつまを合わせようとする
□家族に依存することがある(本人に質問すると家族のほうを向くなど)
MCIと認知症の境目は、社会生活や日常生活が支障なく送れているかどうか。しかし、家族が「おかしい」と気づくころには、MCIから、すでに認知症に移行しているケースが多い。
上のリストは、初期の認知症を発見するための観察リスト。4つ以上当てはまると、認知症に移行している疑いがある。上のリストのほかにも、初期の認知症を発見するポイントは次の4つ。
・お金の管理や計算ができない
・においがわからない
・急に部屋が散らかるようになった
・同じものを何度も買ってくる
「認知機能や注意機能が、1年単位、半年単位で徐々に落ちていくので、一緒に暮らしている家族もなかなか気づけません。“何かがおかしい”と感じたら、もの忘れ外来などに相談することをおすすめします」(前出・高瀬さん)
※初出/女性セブン
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