尿に泡、トイレの回数が増えたら要注意!“沈黙の臓器”腎臓の機能が低下するリスク、改善に役立つ「5つの食材」を医師が解説
血中の塩分濃度が高いと、塩が血管外の水分を引っ張ってきてしまい、血圧が高くなる傾向がある。つまり、塩分のとりすぎは腎臓にとってNGということ。
そこで橋本さんは、塩分控えめの食事に役立つものや塩分の排出を助けるものなど、腎機能を守る5つの食材を教えてくれた。
【1】にんにく
塩の代わりになり、よい香りがするので嗅覚にも刺激を与え、食事を工夫することができる。ただし、にんにくにはカリウムが多く含まれているため、慢性腎臓病と診断されている場合は注意が必要。
【2】カレー粉
にんにくと同様に塩の代わりになり、嗅覚にも刺激を与える。市販のカレー粉には塩分が多いものもあるので、成分をよく確認することが大切。
【3】自家製ポン酢
酢に少量の醤油を混ぜ、好みで柑橘系の果汁を加えるだけで手軽につくることができ、市販のものより塩分を抑えることができる。
【4】カリウムの多い野菜
なす、キャベツ、ほうれん草など。特になすはナスニンというポリフェノールが含まれ、血管の動脈硬化の予防が期待できる抗酸化作用があるのでおすすめ。ただし、にんにくと同様に、これらの食材は、慢性腎臓病と診断されている場合は注意が必要。
【5】コーヒー
動脈硬化の予防につながる抗酸化作用に加えて、利尿作用も。コーヒーを1日2杯以上飲む人は、腎不全の末期に進む割合が18〜20%減少したというデータもある。
●沈黙の臓器<腎臓>を守る食事と運動法「注意すべき食品添加物2種、自宅でできるゆったり運動2選」【医師監修】