まとめて脳トレ|「間違い探し」「漢字選び」「硬貨数え」に挑戦しよう!
各種の臓器が血液を必要としていることはみなさんご周知だと思います。血液は酸素や栄養を届け、不要物を運び去ってくれる働きを持っています。脳では酸素のほかにブドウ糖を多く消費します。脳への血流増加は、こうした必要な物質を供給すると同時に、神経細胞の「つながり」を改善していきます。神経細胞は互いに情報を伝える物質をやり取りしています。これがスムーズに流れていれば、脳の働きを順調を保つことができるのです。脳への血流は、頭をマッサージすれば向上するわけではありません。意外かもしれませんが、考えることがいいのです。問題を解くこと、新しい事柄を覚えることなど。脳トレもその一つとしての機能があるのです。
監修:広川慶裕(ひろかわよしひろ)
1984年、京都大学医学部卒業。精神科医として、認知症予防/治療やうつ病などの精神疾患治療に専念。2014年より、ひろかわクリニック院長。精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医。毎週水曜と隔週土曜に、クリニックにて運動と思考力を鍛える「認トレ教室」を開催している。著書に『認知症予防トレーニング 認トレ 一生ボケない! 38の方法』(すばる舎)、『あなたの認知症は40歳からわかる!!! 早期発見で発症、進行を抑える』(悟空出版)など。