マゼランペンギン7羽が『のとじま水族館』に帰ってきた!能登半島地震の避難先から元気に故郷へ
能登半島地震で『すみだ水族館』に避難していたマゼランペンギンたちが、『のとじま水族館』に帰ってきました。無事“故郷”に戻れたこと、そして『のとじま水族館』の営業再開を、ペンギンたちも喜んでいます!
おかえり!7羽のマゼランペンギン
2月から東京の『すみだ水族館』での避難生活をしていた、『のとじま水族館』のマゼランペンギン7羽。『すみだ水族館』のペンギンたちと鳴き交わしたり、館内をお散歩したり、東京生活も楽しんでいた様子。そして8月30日、約7か月ぶりにのとじま水族館に戻ってきた。
「全部で26羽いるマゼランペンギンは『すみだ水族館』、『いしかわ動物園』、『上越市立水族博物館 うみがたり』に分かれて避難していました。マゼランペンギンは生涯パートナーと添い遂げるため避難は夫婦一緒に。『すみだ水族館』に避難した7羽ともリラックスした様子で帰ってきました。生まれたばかりで避難し、帰ってきたら毛が抜け変わり大人になった子も。飼育員も『おかえり!大きくなったね』と再会を喜んでいます」(『のとじま水族館』広報・高橋勲さん)
子どもペンギンだった『おかゆちゃん』も元気に成長中!
幼鳥期のおかゆちゃん
約7か月経ち…
ぼくたちにも会いに来てね
●『越前松島水族館』からウミガメが帰ってきた
●『いしかわ動物園』からはコツメカワウソが帰館
いまは避難中だけど待っていてね!
地震では水槽に水を通す配管やボイラーが破損。各地に生き物を避難させたが、それでもジンベエザメをはじめ90種、約4000個体の生き物が亡くなってしまった。現在は一部営業を再開しながら、各地にいる生き物たちが無事に帰ってこられるよう整備中。人気のイルカ・アシカショーは秋頃の復活に向けて準備を進めている。
イルカは現在も『横浜・八景島シーパラダイス』と和歌山の『アドベンチャーワールド』に、アシカは『新潟市水族館マリンピア日本海』と大阪の『天王寺動物園』に避難中。
のとじま水族館
住所:石川県七尾市能登島曲町15部40
営業時間:9:00~17:00(12/1~3/19は16:30まで)
料金:高校生以上1000円、中学生以下無料(通常高校生以上1890円、3才以上中学生以下510円)
※イルカ・アシカショー再開までは特別料金
写真/のとじま水族館、時事通信社 取材・文/安井桃子
※女性セブン2024年9月19日号
https://josei7.com/
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