コメント日|2023.03.30
若年性認知症のお兄様との日々ー食事、排せつ、着脱・・・すべてに介助要なんですね。 静かで温和なお兄様ー鬼妹じ…
兄がボケました~若年性認知症の家族との暮らし【第191回 ボケ兄の観察日記】
最近、駅や役所、コンビニエンスストアのレジなどで、怒りを抑えきれず爆発させている、“キレる老人” “暴走老人”を目にすることが増えている。あなたの親が、夫が…最近やけに怒りっぽくありませんか? ちょっとしたことで感情が爆発するのは、暑さのせいではありません。
人間、年を取ると丸くなると思いきや、真逆の行動に出る人が多いのはなぜなのか? その理由や接し方、明日はわが身とならないための予防策はあるのか、専門家に聞いた。
【目次】
“キレる高齢者”や“事故る老人”など、シニアの問題行動が後を絶たない。 こうした背景には、かつてのような年長者への敬意が失われつつあるとともに、定年退職後にプライドや存在感を保てず、イライラを募らせる高齢者が多いのも事実だが、
「長寿で脳の前頭葉が萎縮している人の数が増えたことも問題行動の要因の1つです」と、老年精神医学の専門医・和田秀樹さんは指摘する。
「加齢による脳の老化には順番がありますが、最初に老化が表れるのが前頭葉。ここは意欲を司(つかさど)るとともに、感情のコントロールをしている場所なのですが、マンネリ化した生活をしていると、真っ先に萎縮してしまうのです」(和田さん・以下同)
そもそも前頭葉の働きが解明されたのは、前頭葉の一部を切除するロボトミー手術の発明による。
「この手術で前頭葉に損傷を受けた患者が、怒りの感情をコントロールできなくなったのです。その後の研究で、このような前頭葉の変化は、老化による機能低下でも表れることが解明されています」
40~90代までの脳の変化を整理してみると(下表参照)、認知症は70代までは発症確率が低いのに対し、前頭葉は40代で、すでに老化が始まるというのが一般的。
・40代
前頭葉の委縮が始まり、セロトニンが減少(感情の老化の始まり)。精神面ではうつ病の親和性があり、セロトニンの減少で不安やイライラ傾向に。認知症有病率は1万人に2人。要介護比率は40~64才で0.4%に。
・50代
前頭葉の萎縮、セロトニンの減少がさらに進み、脳の動脈硬化も進行。精神面ではうつ病の親和性があり、自発性が低下する。認知症有病率は1万人に8人。要介護比率は40~64才で0.4%に。
・60代
さらに前頭葉の萎縮、セロトニンの減少、脳の動脈硬化が進む。うつ病の親和性や自発性低下のほか、一部が暴走老人化。定年後にアルコール依存などの危険性があり。認知症有病率は1%弱。要介護比率は2%未満に。
・70代
脳の神経細胞におけるアルツハイマー型変化の始まる人が増える。脳の動脈硬化が隠れ脳梗塞のレベルに。精神面ではうつ病と認知症の有病率が逆転。認知症有病率は8%、要介護比率は9~10%に。
・80代
ほとんどの人にアルツハイマー型変人化や、脳梗塞が見られ、実際に脳梗塞、脳出血のため、麻痺などの後遺症が残る人も増える。認知症急増。入院時にせん妄。認知症有病率は30%以上。要介護比率は40~50%に。
・90代
全員にアルツハイマー型変化と脳梗塞が見られ、機能が保たれている人でも、脳が若い頃と同じ人は皆無。認知症が普通に。認知症有病率は70%以上。要介護比率は70%以上に。
(和田秀樹著『年代別 医学的に正しい生き方 人生の未来予測図』(講談社現代新書)より要約引用)
「前頭葉が萎縮すると、(1)意欲の低下、(2)感情抑制の低下、(3)判断力の低下、(4)性格の先鋭化という4つの老化現象が表れます。なかでも『性格の先鋭化』は、頑固者はより意固地に、疑り深い人はより猜疑心の塊に、怒りっぽい人はよりキレやすくなるなど、生来の性格がキツくなる変化で、元来短気な人は、キレる老人になりやすいのです」
また、「判断力の低下」は暴走ドライバーにつながるリスクで、前頭葉が衰えると、新しいことへの対応が悪くなり、自動車の前に子供の集団がいるなどの緊急時にパニックを起こしやすいとも考えられている。
つまり、前頭葉の機能低下は“キレる高齢者”や“事故る老人”と密接に関係しており、前頭葉の老化をいかに防ぐかがその解決策となる。
「感情老化度をチェックすることで、自分の前頭葉の衰え具合を確認することができます。脳は使わないと衰えて萎縮もしますが、いくつからでも鍛え直すことが可能です」
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最近の年寄りはグレイシーになりましたねぇ朝起床したらキレることが前提で何でも家族をけらいのように動かし自分は俺様気分だからたまらないでしょうねそれと相手に傷つける発言を平気で言うのか子どもレベルですね
自分の機嫌で家族に当たられるのか家族にしてわたまらないしまるで意味合いで言えば水に油注ぐものですねぇ自分は好き勝手な発言と偉そうにストレスを吐けばいいのですが言われる立場の家族はたまらないでしょうね
キレるならは老人施設に行けばいいのですが自分の機嫌で当たられる家族はあほらしいしだんだん心が閉ざす気がしますよ
ちょっとした多彩なことでキレる年寄りが多いからとても疲れます例えばこんなこと冷静に考えれば分かることか何でも自分か正しいと勘違いしている気がるそれと自分か偉いと勘違いして家族を上から目線でみて自分かやったことでも家族が悪いように擦り付けるのかレベルの低さを感じますねぇ
そんな状態でキレやすい年齢なら、それも家族でも手がつけられない
場合は老人施設などに入れておけばいいと思うんですが・・・。
脳神経の変化老化は、科学で解明されてきていますが、現実の正確な解析に基づくのが原則基本。老化患者さん達の診療に苦労で明け暮れています。下記の文が、理解しがたい。ロボトミーは、我々の若い時は汎用されていたが、怒りの感情は効果的に抑えられた。脳は使わないと衰えて萎縮もしますが、いくつからでも鍛え直すことが可能、とありますが現実診療ではほぼ不可能。そこで、現在の科学業績を発展させて治療していまする。大変な地道な自己犠牲で世界の一流紙nature, brain research, neuroendocrinology, analytical biochemistry, J.Biochem.Biophys.Methods, Advanced Methods, Biochemical& Clinical Apparatuses, Exp.Brain Res, Physiol.Behav, Neural Integration of Physiological Mechanisms and Behavior, Jpn.J.Alcohol&Drug Dependence, etc. にまず発表してから、一般市民に知らせるべきでは。我々は、研究費用も時間も完全に100%自己犠牲で研究発表して英米のivy league 等から招請されています。世のため人のために、自己犠牲をして老化研究をしようではありませんか。こちらも、見ず知らずの公務員の方が、こんな人近県にいないと助けに来て下さり。
貴誌:cf: そもそも前頭葉の働きが解明されたのは、前頭葉の一部を切除するロボトミー手術の発明による。「この手術で前頭葉に損傷を受けた患者が、怒りの感情をコントロールできなくなったのです。
前頭葉の機能低下は“キレる高齢者”や“事故る老人”と密接に関係しており、前頭葉の老化をいかに防ぐかがその解決策となる。「感情老化度をチェックすることで、自分の前頭葉の衰え具合を確認することができます。脳は使わないと衰えて萎縮もしますが、いくつからでも鍛え直すことが可能です」
「団塊世代の我楽多(がらくた)帳」(https:skawa68.com)というブログの
2019/6/4付けで「キレる老人」の記事投稿
しています。つたない記事ですが、もし、ご参考にしていただければ幸いです。
キレる老人の原因は元来の性格か、脳機能低下(認知症の初期で感情コントロール不全など)でしょう。とはいっても、対応する人は大変です。認知症、病気として対応すれば、いら立ちも少なくて済むでしょう。