100円グッズで実践!我が家の地震対策<本棚・テレビの耐震補強>裏技をプロが指南
大型化が進むテレビは軽量化されてきてはいるものの重心が高く、地震による転倒リスクが高い。
「テレビ台に固定しているだけでは充分な対策とはいえません。強い揺れが起きれば、台から離れたテレビモニターが飛んでくる可能性もあり、大変危険です」(国崎さん)
少々、お金はかかるものの、テレビモニターは壁に、テレビ台は床に加えて壁にも固定してこそ万全だ。
固定したい4カ所
裏ワザ1:壁掛けフックを利用してしっかり固定する
<使用するグッズ>
スーパータックフィットテレビ用 TF-TV-S 4620円/北川工業
粘着ゲルと専用ベルトが地震によりテレビにかかる力を吸収し、転倒や落下を防ぐ
裏ワザ2:テレビ台の後ろには転倒防止用品をかませる
家具と壁の間にはさんで粘着、設置することで、超発泡ダンパーが衝撃を吸収して制振する。
<使用するグッズ>
T型固定式不動王 3542円(※)/不二ラテックス
T型固定式不動王 3542円(※)/不二ラテックス
裏ワザ3:粘着マットでテレビ台に密着
「耐震マットに記載された耐荷重量を守って設置を。使用枚数を増やせば効果が上がります。耐久性は5~7年のものが多く、長期間使っていると耐震力が落ちてくるので、一度設置したからといって安心せず、使用期間やちゃんと固定されているかを時々チェックして」(鈴木さん)。
<使用したグッズ>
「防振粘着マット」/ 100円ショップ
裏ワザ4:テレビ台の下にも粘着マットや転倒防止板を設置
テレビ台の下にもしっかりと粘着マットを貼りつけ固定させよう。
<使用するグッズ>
「耐震マット」「衝撃吸収パッド」などさまざまな名前で販売。色・大きさもいろいろ。
裏ワザ5:足の引っ掛け防止に複数のコードをまとめる
気コードがごちゃごちゃしていると、地震発生後に足元に絡んで転倒する恐れがある。折り曲げて束ねると断線の可能性があるので、そのまま束ねられるコードチューブを使うといい。
<使用するグッズ>
コードチューブL 110円 / ワッツ
(※)は実勢価格です。店舗によって欠品となる可能性があるほか、同一商品が別の100円ショップで販売されている場合もあります。
撮影/菅井淳子 取材・文/山下和恵
※女性セブン2024年3月21日号
https://josei7.com/
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