森昌子二度目の引退は、87才母の介護への覚悟。還暦の大決断
’71年に『スター誕生!』(日本テレビ系)で初代グランドチャンピオンになり、翌年、歌手デビューした後、母は決して表舞台に出ることなく、陰で森を支え続けた。
「“花の中三トリオ”として大人気になり、多忙を極める昌子さんのために、幸子さんは毎日お弁当を作り、ポットに温かいおみそ汁を用意しておいたそうです。そこに“今晩もテレビを見てるから頑張ってね”という小さな手紙を添えて」(当時を知る芸能関係者)
森は3人の男の子に恵まれたが、’05年に離婚。翌’06年に復帰したが、その間も森の傍らには常に母がいた。
「息子さんたちは多感な時期に差し掛かっていて、女親1人で育てるのは大変。昌子さんは近所に住むお母さんと二人三脚で子育てを乗り越えたそうです。長男はロックバンド『ONE OK 』のTaka、三男もロックバンド『MY FIRST STORY』のHiro、そして次男はテレビ東京の社員として活躍しています」(前出・当時を知る芸能関係者)
森さんにとって、母には感謝してもしきれないほどの恩があるのだ。
「昌子さんが介護を放棄することは絶対にしないと思う。今はそれほど深刻な状態ではありませんが、今後、お母様の状態が悪くなっても、最期まで面倒を見るつもりでしょう。芸能界引退は、そんな“覚悟”の表れなのだと思います」(前出・森の知人)
現在、森は年末までに130か所を回る最後の全国コンサートの最中だ。
※女性セブン2019年5月9・16日号