味が決まる!<おでん>基本の作り方と4つの秘策「大根に短時間で味が染みるレンチン技」
家族で囲むのはもちろん、おもてなしにもお酒の肴にもうれしいおでんは、冬の最強メニュー。「いつもなんとなく調味料を入れているから味がイマイチ決まらない」というかたも多いのでは? 改めて基本の作り方を学んでみましょう。味変の仕方や、各段においしくなる4つの技も料理研究家の上島亜紀さんに教えていただきました。
教えてくれた人
上島亜紀さん/料理研究家
簡単でおいしい家庭料理が人気。『切って並べて焼くだけ!ごちそうオーブン料理』(Gakken)など著書多数。
基本のおでんの作り方
関東風の甘辛いだしがジュワッと染み出す
<材料>(2~3人分)
だし(A)
和風だし[和風だし(無塩)…3カップ 酒…1/4カップ 塩…小さじ2/3 しょうゆ…大さじ1]
たね
大根…1/4本 こんにゃく…1枚 結びしらたき…6個 さつま揚げ…2枚 絹揚げ…1枚 がんもどき・ゆで卵…各2個 ちくわぶ…1/2本 早煮え昆布…15cm長さを4枚
しめ とう飯風[ご飯…150g]
<作り方>
【1】大根は2㎝幅の輪切りにして厚めに皮をむく。耐熱皿にのせ、塩小さじ1/4(分量外)を振ってからラップをふんわりとかけて電子レンジ(600W)で8分加熱する。そのまま5分おいてから、ざるにあげて10分おく。
【2】こんにゃくは半分の厚さに切ってから三角形に切り、結びしらたきは水気を切って、共に水からゆでて湯切りする。さつま揚げ、絹揚げ、がんもどきは湯通ししてざるにあげ湯切りする。絹揚げは三角形に切る。ちくわぶは半分に切る。
【3】鍋にA、大根、ゆで卵、こんにゃく、しらたき、ちくわぶ、昆布を入れて加熱する。煮立たったら昆布を取り出し、結んで鍋に戻す。絹揚げ、がんもどきを加えて弱火で20分煮込み、さつま揚げを加えて10分煮込む。
おでんを<味変>して楽しむアイディアレシピ
シメは絹揚げをのせだしをかけて“とう飯風”に
柚子こしょう…小さじ1 小ねぎの小口切り…3本分 煮切りみりん…大さじ1
柚子こしょうタルタルでピリッと味変
柚子こしょう…小さじ1 玉ねぎのみじん切り・マヨネーズ…各大さじ2 刻んだゆで卵…1個分