シニア世代の大掃除はムリは禁物!100円ショップの便利グッズ「伸縮式ダスター」「使い捨てお掃除シート」等の活用を|家事アドバイザーが伝授
年末が近づくにつれ「大掃除をやらなければ」と思うものの、なかなか重い腰が上がらないという人も多いのではないだろうか。家事アドバイザーの矢野きくのさんに、シニア世代のお掃除に役立つ「推し」アイテムと活用法を教えてもらった。便利グッズを活用して「ムリせず、ラクしてキレイ!」を目指しましょう。
この記事を執筆した専門家
家事・節約アドバイザー・矢野きくのさん
家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ・講演・連載などで活動。NHK『ごごナマ』準レギュラー他テレビ出演多数。新聞での連載のほか自動車メーカー、家電メーカーなどの企業サイトでコラムの執筆経験も。近年は中高年層の家事アドバイスや家庭でできるSDGsについての講演、SNSでの情報発信でも活動している。著書『シンプルライフの節約リスト』(講談社)、『「節電女子」の野菜レシピ!』(アスコム)、『50代からの自宅の片づけ 実家の片づけ』(扶桑社ムック) など。https://yanokikuno.jp/
シニア世代の大掃除は「ムリせずキレイ」がポイント
年末の家事といえば、おせち作りや年賀状、大掃除があります。最近、おせち料理は購入する家庭も増え、年賀状も枚数が減り、印刷されているものを購入する人も増えていて、手間が減ったかたもいるかもしれません。
しかし、大掃除だけは、どうしても自分たちでやる家庭が多い家事として令和の今も残っています。今回はシニア世代の大掃除についてご紹介します。
【1】高い場所の掃除は「伸縮式ダスター」
家庭内で脚立や踏み台から落ちる事故というのは少なくはありません。運動能力というのは年齢やそれまでの運動歴で大きく違ってきますが、「自分は大丈夫」と過信せずにできる限り脚立や踏み台に上がるような掃除は避けておきましょう。
高いところにも届くような掃除グッズはいろいろあります。
例えばエアコンやカーテンレールの上、天井や壁の高いところなどは、伸縮式のダスターがおすすめ。
伸縮式のダスターは、ホコリを吸着しやすいダスターで先が曲がるタイプで全長74センチから105センチまで長さを変えられるもので、100円ショップのダイソーで、税込220円で購入したものです。ホームセンターなどではさらに長く伸びるものも売っています。
【2】網戸掃除にフローリングワイパーを活用
シートをはめて使うフローリングワイパーがあれば、そちらも高い場所の掃除に活用できます。お掃除用のシートや薄手の雑巾を濡らして絞ったものをはめることで、お風呂場の壁や天井、窓や網戸の高い場所の掃除が可能です。
【3】雑巾は「マイクロファイバー素材」
雑巾は使い古したタオルなどでも良いのですが、100円ショップなどで売っているマイクロファイバー素材のものを使うと掃除がグッとラクになります。
マイクロファイバー素材は髪の毛よりも細い繊維で汚れを吸着してくれるので、水で濡らすだけで多くの汚れを落としてくれます。窓や網戸の掃除も洗剤を使わずにできるので、すすぎ拭きの必要もなく、掃除を時短で済ませることができるのです。