まとめて脳トレ|脳の元気を後押しするちょっと変わった3問題
65歳以上の認知症の患者さんの数は内閣府の調査では約600万人とされ、数年内にさらに数十万人増加して、有病率は2割近くにまで上がる危険が指摘されています。ただしこれはあくまで予測ですから、まだ健康な人や認知症の前段階であるMCI(軽度認知障害)の人は予防したり進行しないようにすれば、増加を止めることは不可能ではありません。一生懸命に考えたり新しいことを覚えようとするほど脳への血流は増え、脳の老化のブレーキとなります。今からでも認知症になりにくい生活を心がけていきましょう。
監修:広川慶裕(ひろかわよしひろ)
1984年、京都大学医学部卒業。精神科医として、認知症予防/治療やうつ病などの精神疾患治療に専念。2014年より、ひろかわクリニック院長。精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医・指導医、日本医師会認定産業医。毎週水曜と隔週土曜に、クリニックにて運動と思考力を鍛える「認トレ教室」を開催している。著書に『認知症予防トレーニング 認トレ 一生ボケない! 38の方法』(すばる舎)、『あなたの認知症は40歳からわかる!!! 早期発見で発症、進行を抑える』(悟空出版)など。