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2023.10.08 20:00
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まちがい探しで学ぶ「名画に隠された秘密」【ボッティチェリ 「ヴィーナスの誕生」編】
名画とされる作品になぜ惹きつけられるのか。その答えは絵の中にある。描かれたモチーフには当時の文化、 宗教観、作者のメッセージが込められている。目を凝らして間違いを探しながら、名画に隠された秘密を学ぼう。
ルネサンス期の名画『ヴィーナスの誕生』を徹底解説
作品タイトル:『ヴィーナスの誕生』
制作者:サンドロ・ボッティチェリ
制作年:1485年頃
画材:テンペラ/カンヴァス
寸法:172.5×278.5センチメートル
所蔵:ウフィツィ美術館(フィレンツェ)
<時代背景を読み解く>
神や教会を中心としたキリスト教社会では、人間を賛美する古代ギリシャ・ローマの文化が排除された。やがて富を得た人々は人間を中心とする価値観に再び理想を求めるようになる。大富豪の庇護を受けたボッティチェリは、キリスト教社会では人間を堕落させるとタブー視されていた裸体を「人間の美」として描き、キリスト教社会の概念から脱却。「ルネサンス」を象徴する名画を生み出した。
【名画でまちがい探し】(間違いは5つあります)
※上段【A】が実際の絵で、下段【B】が加工したものです。
【A】
【B】
さあ、答え合わせ!