旬の食材で冷え取り!夏の鍋レシピ5選「レモンしゃぶ、トマトのすき焼き風」石澤清美さん
連日の猛暑に体調を崩していませんか。料理研究家で薬膳師の石澤清美さんが夏バテを解消して体の芯から温める「鍋料理」のレシピを考案してくれました。エアコンの効いた室内で縮こまった体にも優しいものばかり。「夏の暑い時期に体を冷やしすぎると秋や冬に影響がくることも。たまには温かなものを食べる日を作っては」と石澤さん。夏野菜をふんだんに使った鍋で、暑い夏もその先も元気に過ごしましょう!
※材料はすべて2~3人分です。
レモンしゃぶしゃぶ
涼げな見た目も食欲そそる
<作り方>
【1】えび8尾は尾1節を残して殻をむき、背に切り目を入れて背ワタを取る。するめいか1杯は一口大に切る。
【2】サニーレタス適量は一口大にちぎり、ズッキーニ1本はスライサーで薄切りにする。赤・黄のパプリカ各1/2個は輪切りにする。
【3】鍋に水4カップと鶏がらスープの素小さじ1を入れて火にかけ、煮立ったら国産レモン1個を輪切りにして散らす。
【4】【1】、【2】をさっとくぐらせ、コチュジャン大さじ2、酢大さじ4、砂糖大さじ1、薄口しょうゆ・ごま油各大さじ1 1/2で作ったコチュジャン酢、または市販のスイートチリソースをつけていただく。
<シメはコレ!>
そうめん
ビーフン
トマトトンスキ
トマトでさっぱりと仕上げたすき焼き風
<作り方>
【1】豚バラ薄切り肉300gは食べやすい大きさに切る。ミディトマト4個は半分に、玉ねぎ1個は半月切りにする。えのきたけ1/2袋は根元を切り落としてほぐす。
【2】ゴーヤ1/2本は縦半分に切り、ワタを取って薄切りにし、塩少量(ゴーヤの重量の1%)をまぶし、しんなりしたら絞る。
【3】しょうゆ・みりん・白ワイン各大さじ2、おろししょうが大さじ1を混ぜ合わせる。
【4】油適量とにんにく1片を鍋に入れて弱火にかけ、ゆっくりと香りを立たせる。
【5】中火にし豚肉を加えて焼き付け、端に寄せて残りの【1】をさっと焼き付ける。
【6】【3】を回しかけ、蓋をして1分ほど蒸し焼きにする。
【7】【2】をのせて好みで溶き卵適量をつけていただく。
<シメはコレ!>
うどん
オクラとモロヘイヤの担々豆乳鍋
キムチの乳酸菌で免疫力アップも!
<作り方>
【1】油少量で豚ひき肉300gを炒める。焼き色がつくまでしっかり炒め、滲んだ脂をペーパータオルでふき取る。長ねぎ1/2本のみじん切り、しょうがのみじん切り・豆板醤各小さじ1、みそ大さじ11/2、みりん大さじ2を加えて炒め合わせる。
【2】オクラ1袋は小口切りにし、とうもろこし1本は実をそぎ取る。モロヘイヤ1/2袋は葉を摘み取って細切りにする。
【3】鍋に水1カップ、練りごま60g、鶏がらスープの素大さじ1、みりん大さじ1/2、豆乳(成分無調整)2カップを入れて混ぜ、煮立てる。木綿豆腐1/2丁を大きなスプーンですくって入れ、温まったら【2】を散らしてひと煮する。
【4】キムチ50gと【1】を好みの量トッピングしながらいただく。
<シメはコレ!>
ごはん
中華麺
旬のすずきとなすのブイヤベース鍋
魚の旨みがなすに沁み込む
<作り方>
【1】すずきの切り身3切れは半分に切って塩・こしょう各適量を振る。
【2】サフランひとつまみを白ワイン大さじ3に浸す。
【3】玉ねぎ1個はくし形切り、ピーマン3個とエリンギ1パックは一口大に切る。
【4】鍋にオリーブオイル大さじ2、半分に切ってつぶしたにんにく1片を入れて弱火でゆっくり熱し、香りが立ったらへたを取り縦4等分に切ったなす2本を入れて全体を焼き付け取り出す。
【5】【1】を加え表面を焼き付けて端に寄せ、【3】と【4】で取り出したなすを加える。【2】をサフランごと加え、水21/2カップを注ぎ、コンソメ顆粒小さじ1を加える。
【6】煮立ったら蓋をして4分蒸し煮する。塩・こしょう各適量で味を調え、ルッコラ適量を加える。
<シメはコレ!>
フランスパン
ガーリックトースト
塩しょうがつくね鍋
新しょうがで体を温め夏バテ攻撃!
<作り方>
【1】だし昆布15cmと水5カップを鍋に入れて15分置く。
【2】鶏ひき肉300gに卵1個、大葉のみじん切り10枚分、おろししょうが10g、薄口しょうゆ・片栗粉各大さじ1/2を加えて練り混ぜる。
【3】大根200gは5mm幅の輪切りにし、丸型で抜くか半分に切る。新しょうが70gは皮ごと薄輪切りにする。
【4】【1】を煮立て、【2】を丸めて入れ、浮いてきたら一度取り出す。
【5】アクをとり、酒大さじ2、塩小さじ2/3、薄口しょうゆ・みりん各大さじ1/2で調味する。【3】を加えて5分煮たら、ミニトマト10個、【4】を入れてひと煮する。
【6】みょうが2本を小口切りにし、クレソン適量と散らす。好みですりごま大さじ1、みそ大さじ11/2、みりん大さじ2/3、酢大さじ1/2を合わせたたれを添えていただく。
<シメはコレ!>
そうめん
餅
教えてくれた人
料理研究家・薬膳師 石澤清美さん
身近な食材で手軽に作れる薬膳レシピを提案。近著に『60歳からの「老けない人」の漢方ごはん』(Gakken)など。
撮影/松村隆、市瀬真以
※女性セブン2023年8月17・24日号
https://josei7.com/
●「からだ養生スープ」で体を温めて冬の不調をリセット【料理研究家&薬膳師・石澤清美さん】