なんとなく不調、疲れの原因はグルテンかも!?「3週間小麦抜き生活」のススメ|専門外来医がやり方を徹底解説
脱・小麦生活を始めるときに悩みがちな「これは食べていい?」をグルテンフリーの専門医に聞いた。
Q. 調味料も気にすべき?
A.気にしなくてOK!
「しょうゆ、みそ、酢、マヨネーズ、ソース、ケチャップ、だし系調味料などにも少量の小麦が使われています。とはいえ、量が少ないので、気にしなくて大丈夫。天ぷらやから揚げで使う小麦も量が多すぎなければ問題ありませんが、もし可能であれば、衣を米粉に変えて手作りするのがおすすめです」(本間さん・以下同)
Q. 大麦なら食べてもいい?
A. 厳密にはNGですが…
「厳密には大麦にもグルテンが含まれていますが、わずらわしいと思いますので、まずは小麦を抜くところから始めましょう。シリアルフードのように、大麦と小麦がミックスされている可能性のある食品は、食品表示をよく見て選びましょう」
Q. 外食をしてもいい?
A. 和食店を選ぶのがおすすめ
「外食の場合も、小麦を抜く食事スタイルを継続していればOKです。和食店を選べば失敗は少ないでしょう。慣れないうちは、小麦を抜く食生活がつらいかもしれません。そんなときは、外食で気分転換をするのもいいと思います」
Q. 糖質は気にしなくてもいい?
A. 気にする必要はありません
「大切なのは、あくまで小麦の入った食品を摂らないことなので、糖質量の制限はありません。ですから、主食にご飯をしっかり食べても大丈夫。お菓子も、和菓子やチョコレートなど、小麦を使っていないものなら好きなものを食べてかまいませんし、食事の回数制限もありません」
Q. 飲み物に制限は?
A. 麦茶はOK。肥満対策ならビールはNG
「基本的に飲み物に制限はありません。引っ掛かりそうなのは麦茶ですが、主原料は小粒大麦、大粒大麦、はだか麦で、小麦ではないのでOKとします。ビールも大麦が主原料ですが、肥満対策も考えている場合は、控えた方がいいでしょう」
Q. 食事以外で気をつけることは?
A. 化粧品やせっけんにも注意
「化粧品やせっけん、粘土など、小麦は食品以外の意外なものに使われていることもあります。食べるわけではありませんから、気にしすぎる必要はありませんが、普段使っている日用品は一度チェックしてみるといいかもしれません」