薬や湿布を使わずに“痛み”を楽にする方法｜頭痛はまず原因を探ること、頭痛以外の痛みにも効く「12方向の耳ツボマッサージ」【専門家監修】

　セルフケア講座の開催や普及活動を行う「アジアン・ハンドセラピー協会」代表理事の松岡佳余子さんが伝授する頭痛解消法は「耳」と「指」を刺激する方法だ。

「耳の穴に小指を差し入れて、下方向、時計でいえば6時の方向に30秒ほど引っ張ると、頭痛に効く耳ツボを刺激することができます。

　頭痛のツボは指にもあり、中指と親指の指先がそれにあたります。どちらのツボがより効果的であるかは人によって違うため耳と指、どちらも刺激してみてください。強くもむほど痛みが取れやすいため、無理のない範囲で実践してほしい。指のツボは、洗濯ばさみで挟んで刺激する方法もあります」

→「洗濯ばさみ健康法」はさんで刺激するだけ！ひざ痛、頭痛、腰痛など”痛み”を緩和

●あらゆる痛みに効く「耳ツボ」刺激

　頭痛のツボは耳の穴に小指を差し込み「6時」の方向に30秒ほど引っ張ることで刺激できる。

●1時：腰痛、関節痛など

●2時：食欲不振、胃もたれなど

●3時：二日酔い、腹痛など

●4時：風邪せきなど

●5時：めまい、更年期障害など

●6時：頭痛、眼精疲労など

●7時：鼻炎、片頭痛など

●8時：扁桃炎など

●9時：歯痛、顔のむくみなど

●10時：めまい、耳鳴りなど

●11時：便秘、口内炎など

●12時：皮膚炎、高血圧、不眠など

●頭痛に効く「指ツボ」刺激

　中指の先端、爪の周辺を両サイドから強く挟み、指ぬきの要領で刺激する。親指も同様に行う。

教えてくれた人

遠藤健司さん／東京医科大学整形外科准教授、佐藤留美さん／朝倉医師会病院の呼吸器内科医、橋口公章さん／はしぐち脳神経クリニック院長、松岡佳余子さん／「アジアン・ハンドセラピー協会」代表理事

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イラスト／飛鳥幸子

※女性セブン2023年8月10日号
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