藤岡弘、さんが娘で女優の天翔天音さんと我が家の味を再現「雑穀雑炊、野菜スープ」レシピ
俳優で武道家の藤岡弘、さん(77)は3女1男の父で、近年はファミリーでも活躍している。「食べ物を無駄にしないことがわが家の教えです」と、藤岡家では武道に加え食の大切さも伝えているそう。次女で女優の天翔天音さん(17)もお料理上手。今回は親子2人で藤岡家流の雑穀雑炊と野菜スープを教えてくれました。ふんだんに野菜を使って栄養たっぷりなので、食べて元気になりましょう!
藤岡弘、さん「野菜をたっぷり子供たちに食べさせたい」
「藤岡家は『食べたものがその人を作る』という考えで、いつも10種類以上の品が食卓に並んでいました。ですから私も子供たちには、有機野菜や生みたての卵、雑穀など栄養が豊富で体によいものを食べさせたい。食材を粗末にしたくないので、残った食材で具だくさんの雑炊もよく作ります」と藤岡弘、さん。料理が好き、という17才の天翔天音さんは、「父の料理は食材の旨みが生きていておいしい。味つけも上手です」。
栄養第一、野菜たっぷりが藤岡家流。雑穀雑炊のレシピを教えてくれました。藤岡さんは「私の雑炊はまるで山賊料理だなあ…」と笑いつつも「家での食事は、野菜やきのこ類、ごまなど体にいい食材が中心です」(藤岡さん)
野菜スープを紹介してくれた天音さんは、家にある野菜で作るのだそう。「韓国料理好きなので、野菜スープにトックを入れて天音風にしました」(天音さん)
雑穀雑炊
30種類以上の食材が一度にとれて栄養満点
<材料>(作りやすい分量)
鶏もも肉…小1枚
16穀米(白米に混ぜて炊いたもの)…茶わん2杯分
だし(かつお、昆布、あご、いりこなど好みで混ぜたもの)…8カップ
【A】
にんにく…1玉 玉ねぎ・じゃがいも…各1/2個
山いも…1/6本 さつまいも…1/8本
にんじん・ごぼう…各1/3本
大根…1/10本
れんこん…1/4節
里いも…1個
【B】
しめじ…1/2パック
こんにゃく(あくを抜いたもの)…小1枚
高野豆腐(水で戻したもの)…1枚
しいたけ・キャベツ…各2枚
なす…1本
ブロッコリー…1/6株
小松菜…1/2株
長ねぎ…1/3本
絹さや…8個
ごま(白・黒)…各大さじ1
しょうゆ…適量
卵黄…1人1個
<作り方>
【1】鶏もも肉は1cm角に切る。【A】の根菜類は、土がついているものはたわしでよく洗い、玉ねぎと里いも以外は皮をむかずに全て1cm角に切る。にんにくは芯を除いて粗みじん切りにする。
【2】鍋にだしを沸かし、【1】を加える。途中あくを取りながら火が通るまで煮る。
【3】 Bの食材はしめじは軸を除いて手でほぐし、残りは1cm角に切って、【2】に加える。16穀米とごまを加えて火を弱め、しょうゆで味を調える。
【4】ブロッコリーは極小さい房に分け、小松菜は1cm幅に切る。長ねぎは斜め薄切りにする。絹さやはへたと筋を除く。
【5】【4】を【3】に加え、緑が色鮮やかになって、火が通ったら火を止める。器に盛り、卵黄をのせる。
野菜スープ
スープより具が多いのがポイント!
<材料>(2人分)
大根…1/10本
にんじん…1/2本
白菜…2枚
長ねぎ(青い部分も入れる)…1/2本
えのきたけ…1/4パック
豚こま切れ肉…150g
トッポギトック…10個
溶き卵…1個分
水…4カップ
コンソメ顆粒…水4カップ相当量
塩・こしょう…適量
白ごま…少量
<作り方>
【1】大根とにんじんは皮をむいていちょう切り、長ねぎは1cm幅の斜め切りにする。白菜は4~5cm角に切る。えのきたけは軸を除いてほぐす。豚肉は食べやすく切る。
【2】鍋に水とコンソメ顆粒を入れて熱し、【1】の野菜を加えて中火で煮る。野菜に火が通ったら豚肉を加え、途中であくを取り、火が通るまで煮る。
【3】塩、こしょうで味を調え、トッポギトックを加えて火が通ったら、溶き卵を加えて火を止める。器に盛り、白ごまをふる。
教えてくれた人
俳優・武道家 藤岡弘、さん
武道に精通し、真剣による演武を行う武道家としても知られる。3女1男の父。ファミリーの公式YouTube『藤岡弘、ファミリーChannel』も好評。
女優・モデル 天翔天音さん
藤岡弘、さんの次女。バレエや社交ダンスが得意で、モデルを中心に活動してきたが、NHK大河ドラマ『どうする家康』でドラマデビューを果たす。
撮影/菅井淳子 ヘアメイク/藤井まどか 取材・文/青山貴子
※女性セブン2023年5月11・18日号
https://josei7.com/
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