値上げ時代の大掃除術「Seriaのブラシ」ほか100円ショップのおすすめグッズ6選
値上げラッシュが続く今年の「大掃除」は、100円ショップのアイテムを活用してみてはいかがだろう。中でもシニア世代におすすめなのが、使い捨てシートで網戸が簡単に掃除できるダイソーのワイパーや、洗剤を入れる部分がついているSeriaのブラシなど、掃除をラクにしてくれる100円グッズ。家事・節約アドバイザーの矢野きくのさんが、使い方と合わせて教えてくれた。
値上げ時代の大掃除グッズは「ラクしてキレイ」
そろそろ年末も近くなってきました。年末と言えば大掃除をする人も多いのではないでしょうか。日頃は掃除の手が行き届いていない場所をキレイにする大掃除なので、頑固な汚れとなっていて、手間がかかる場所も多いはずです。
そのような時こそ利用したいのが100円ショップのお掃除グッズ。ホームセンターよりも軒数が多い100円ショップは利用しやすく、便利グッズも多いのが特徴。何よりも100円をメインとして低価格なので気軽に購入できるという点でもおすすめです。
今回は大掃除におすすめの100円ショップで買える掃除グッズをご紹介します。
ダイソー:掃除の「基本3点セット」
まずは基本の汚れ落としにそろえてほしいアイテムが以下の3つです。
1.クエン酸のクリーナー
2.セスキ炭酸ソーダのクリーナー
3.マイクロファイバークロス
汚れというのは、大きく分けると酸性の汚れとアルカリ性の汚れになります。
シンクの水垢や、浴室の石鹸の汚れなどアルカリ性の汚れにはクエン酸。
コンロや換気扇の油汚れ、手垢など酸性の汚れにはセスキ炭酸ソーダがおすすめです。
酸性の汚れには重曹でも良いのですが、重曹よりもpH値でアルカリ性が強いのがセスキ炭酸ソーダになります。
クエン酸スプレーやセスキ炭酸ソーダのスプレーを使い、拭き取るときにおすすめなのが、マイクロファイバークロス。極細の繊維のマイクロファイバークロスは、汚れを吸着しやすいため、水だけで落ちる汚れもあります。
キャンドゥ:窓の高い位置も掃除できる「窓用ワイパー」
窓掃除は、柄が長く伸びて先端にスポンジとスクイージーがついているものがおすすめです。
キャンドゥの「窓ワイパー」は、440円の品ですが、その他の100円ショップでも同用途のものが似たような価格で販売されています。
水をつけたスポンジ側で窓の汚れを拭き、その後にスクイージー側で水を切っていくだけで窓掃除完了です。窓の高い位置でも台を使わずに掃除することができるという点でも、シニアの方の大掃除にはおすすめしたい掃除アイテムになります。
ダイソー:使い捨てシートで手軽「網戸掃除用ワイパー」
汚れを簡単に落とすために洗剤を使うと、かえって大変になってしまうのが網戸の掃除。汚れが簡単に落ちたとしても、洗剤を洗い流すのも拭き取るのも時間のかかる作業です。
「網戸掃除用ワイパー」を使えば、お掃除用のウェットシートをはめ込んで、網戸を数回擦るだけで汚れが落ち、すすぎも不要なので短時間で済ませることができます。
柄が長いと高い位置だけでなく、低い位置もかがまずに掃除することができるので、無理な体勢をとらずに掃除ができる点でもおすすめです。
Seria:洗剤を出しながら掃除できる「洗剤ブラシ」
ボトルの中に洗剤(水で薄めた洗剤でも可)を入れて、蓋の部分をプッシュするとブラシの中心から洗剤がでてくる「洗剤ブラシ」は、キッチン掃除やお風呂掃除、窓サッシの掃除など、大掃除の高範囲で活躍してくれるお掃除グッズです。
今回はSeriaで購入したものをご紹介していますが、その他の100円ショップでも同用途の商品が販売されています。
100円ショップの掃除グッズの中でも、シニアの方でも、極力体勢に無理がなく、簡単に掃除を済ませることができるものを厳選してご紹介します。
文中でも触れましたが、どこの100円ショップでも同じような製品が販売されていますので、お近くの100円ショップを覗いてみてくださいね。
100円グッズで安く、ラクしてキレイに。今年の大掃除を乗り切りましょう。
執筆
家事・節約アドバイザー・矢野きくのさん
家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ・講演・連載などで活動。NHK『ごごナマ』準レギュラー他テレビ出演多数。新聞での連載のほか自動車メーカー、家電メーカーなどの企業サイトでコラムの執筆経験も。近年は中高年層の家事アドバイスや家庭でできるSDGsについての講演、SNSでの情報発信でも活動している。著書『シンプルライフの節約リスト』、『「節電女子」の野菜レシピ!』など。https://yanokikuno.jp/