「訪問介護」とは 社会福祉士で人気インスタグラマーのライトさんが超簡単に解説
訪問介護
ヘルパー等が自宅に訪問し、入浴、排泄、食事等の介護、掃除、洗濯、調理等の援助、通院時の外出移動サポート等の日常生活上のお世話を行うサービスです。
「訪問する自宅は、有料老人ホームなどの居室も含むよ」
生活援助
調理、掃除、洗濯、衣類の整理、生活必需品の買い物、薬の受け取りなど本人にかわり身の回りの日常生活のお世話を中心とするサービスです。
身体介護
食事介助、衣服の着替え援助、入浴介助、トイレ誘導やオムツ交換などの排泄介助、身体の清拭、体位変換など利用者の身体に直接接触して行われるサービスです。
「訪問介護は、生活援助と身体介護の2種類に分けられるよ」
訪問介護でできないこと
□医療行為
□ ヘルパーが運転する車での移動
□ 家族の部屋の掃除
□ 電球の取り換え
□ 大掃除
□ 本人以外の家事
などなど
「自立支援が目的!お手伝いさんではないよ」
サービスを受けられる頻度
一日に2回以上の訪問介護サービスを利用する場合は、原則としてサービスの時間間隔を2時間以上空けてサービスを行う必要があります。
「サービスを受けられる時間帯は、事業所に確認が必要だよ」
利用料金の決まり方
1回あたりの料金がサービス内容と所要時間で細かく単位が決められています。
「介護度ではなく所要時間で利用料が決まるよ」
利用料の目安
・身体介護
20分~30分 250円
30分~1時間未満 396円
・生活援助
20分~45分未満 183円
45分以上 225円
※1割負担、1単位=10円で計算しています。
「対象者は要介護1~5の人たちだよ」
要支援の人は?
今までは、国が定めた全国一律の基準で提供(介護予防訪問介護)されてきましたが、2015年4月より介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)に移行されました。
「総合事業は、介護保険制度における市町村による事業だよ」
ライトさんからメッセージ!
訪問介護について簡単にわかりやす〜く解説させていただきました。
他にも身体介護と生活介護の組み合わせだったり、各種加算があったり、介護度別の生活支援の上限などなど…ありますがややこしいので割愛しました(笑い)。
訪問介護はすごく複雑なのです!
いや、介護保険全体が複雑なのか!
わざとわかりにくくしているんじゃないのかな?
もっとシンプルにならないのかな?
みなさんに介護保険の正しい知識が届くことを願って情報発信を続けて参ります!
次は2023年1月1日(日)公開予定です。
教えてくれた人
ライトさん/社会福祉士
Instagramで「ライト@介護保険のスペシャリスト」として情報を発信中。「複雑でわかりにくく、3年ごとに改正される介護保険を誰にでもわかりやすく伝えたい」という熱い思いを胸に、2021年夏頃からInstagramを開始。現在、2万人を超えるフォロワーに指示される。モットーは「世界一わかりやすく解説」すること。昼間は地域包括支援センターの社会福祉士として働きながら、夜はInstagramを更新する日々。私生活では3人の子供を育てるパパの顔も。https://www.instagram.com/light_kaigo/?hl=ja