サッカーW杯を”食べて”応援!カタールで定番「フムス」ほか身近な食材で作るアラブ料理
白く滑らかなクリーム状にするのがアラブ流
現地では「ホンモス(ひよこ豆)」と言われる定番中の定番。ひよこ豆はイソフラボン、ビタミンなどが豊富で美容の強い味方!
<材料>(3~4人分)
ひよこ豆(水煮)…400g(1缶)
【A】
白ごまペースト…1/2カップ
にんにく…1片
レモン汁…大さじ2
塩…適量
【B】
エクストラバージンオリーブオイル
乾燥パセリ・トマト・ひよこ豆(水煮)…各適量(飾り用)
<作り方>
【1】ひよこ豆はざるにあげ、煮汁は捨てずにとっておく。
【2】フードプロセッサーにひよこ豆、【A】を入れて撹拌する。途中、煮汁を少量ずつ加えて滑らかになるように調整し、冷蔵庫で冷やす。
【3】皿に盛りつけ、【B】を飾る。
<point>
・撹拌の途中で煮汁を数回に分けて足し、滑らかに仕上げる。
・ひよこ豆は冷蔵庫で冷やしてから調理すると、より白くクリーミーになる。
・スプーンでフムスの中央を押さえたまま器を回すと、きれいな土手ができる。中央にひよこ豆などを飾る。
ムタッバル<焼きなすと白ごまのディップ>の作り方
焼きなすの香ばしい風味が際立つ
スモーキーな風味が広がるパンのお供。白ごまペーストたっぷりで、セサミンも豊富。美肌・美髪におすすめ。
<材料>(3~4人分)
なす…4本
エクストラバージンオリーブオイル…適量
【A】
ごまペースト…大さじ2
プレーンヨーグルト…大さじ1
レモン汁…小さじ2
すりおろしにんにく…1片分
塩…適量
<作り方>
【1】なすは皮が黒くなるまで焼き、柔らかくなったら火からおろす。少し冷めたら皮をむき、粗めのペースト状になるまで刻む。
【2】ボウルに【1】、【A】を入れて混ぜ合わせる。
【3】皿に盛りつけ、オリーブオイルを回しかける。
<point>
・皮が真っ黒になるくらい焦がすことで、風味が増す。直火で焼くと、さらに香ばしさがアップ。
・しっかり焼くと皮もむきやすくなる。
・撹拌ではなくみじん切りにして、なすの食感を楽しむ。
ホブズ・アラビー<ピタパン>の作り方
淡白な味わいは主食にピッタリ!
フライパンで手軽に作れる。たんぱく質が摂れ、エネルギーにもなりやすいので朝食にも◎。
<材料>(4枚分)
強力粉…200g
ドライイースト…小さじ2/3
塩…小さじ1/2
砂糖…大さじ1/2
サラダ油(オリーブオイルでも可)…大さじ1
<作り方>
【1】ボウルにすべての材料とぬるま湯3/5カップ(分量外)を入れ、滑らかになるまでよくこねる。
【2】【1】をひとつにまとめ、固く絞った濡れ布巾やラップなどで覆い、常温で2時間以上休ませる。
【3】生地を4等分にして打ち粉をした台で直径15cmほどに丸く伸ばす。
【4】フライパンを強火で熱し、焼く。生地が膨らんだらひっくり返し、両面に焦げ目がつくまで焼く。
<point>
・生地は2時間ほどで膨らむが、長めに寝かせたほうがおいしく仕上がる。多めに作り、冷凍保存も可。
・麺棒で伸ばすと厚みが均一になり、内側にポケットができる。肉や野菜を挟めば、ピタパンサンドに。
・強火で焼くと失敗が少ない。火にかけて、生地がドーム形に膨らんだら、ひっくり返すタイミング。
教えてくれた人
アラブ菓子・料理研究家 小松あきさん
シリアに2年半、エジプトに7年暮らし、一般家庭などで料理や製菓を学ぶ。著書に『はじめてのアラブごはん 手軽に作れるエキゾチックレシピ62』(イカロス出版刊)がある。
撮影/玉井幹郎
※女性セブン2022年12月8日号
https://josei7.com/
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