話題の韓国グルメ輸入食品店オススメ10選｜自宅で食の海外旅行を楽しんで

　コロナ禍のおうちご飯に飽き、たまには海外の珍しいご飯が食べたいという人が増え、輸入食品の注目度が軒並み上がってきているという。そこで、輸入食品を扱うお店に、いまの売れ筋商品を教えてもらった。まだまだ海外旅行には行けないいま、自宅で“食の海外旅行”を楽しんでみませんか。

「チーズハットグ」に「クロッフル」「トゥンカロン（韓国マカロン）」など、新グルメを生み出す韓国はいま若者たちの注目の的。いま、日本で手に入る韓国グルメを紹介します。アジアの流行グルメは韓国からやってくるとの声もある。次のブームを見逃さないで！

※今回取材した店舗の商品はすべて2021年12月2日現在の税込価格です。

※紹介した商品の取り扱いは一部店舗を除きます。

家庭でも本格的な味を求める人が急増

　コロナ禍で外出がままならず、おうちご飯が増えた2020年以降、輸入食品の需要が高まっている。なかでも、韓国やタイをはじめとする東南アジア圏の食品が人気だ。

「ドン・キホーテでは、特に韓国のハニーバターアーモンドが人気で、海外お菓子部門の売り上げでは1位を記録しています」（PPIH広報室・池葉正樹さん）

　原宿舶来食品館新百合ヶ丘店の店長・山岸正典さんも、最近売れるのは韓国食品だと続ける。しかし、なぜいま輸入食品が注目されているのか。

「緊急事態宣言が明けても、海外旅行はまだ気軽にできません。旅先で食べた思い出の味を自宅で再現することで、海外の雰囲気だけでも味わいたい、という人が増えているように感じます」（山岸さん）

　本場の調味料をいつもの料理に少し加えるだけでも、訪れた国の味を追体験しやすい。しかし、“輸入食品初心者”にしてみれば、外国の文字が印字された食品はどれを買えばいいのかわかりにくい。そこで、輸入食品店に聞いた売れ筋商品を紹介します。

　さらにその使い方を輸入食品の達人である、世界の食材にくわしい料理研究家の柳瀬真澄さん、「ドン・キホーテ」＆「カルディコーヒーファーム」マニア・再現レシピ研究家の稲垣飛鳥さんの2名にアドバイスしてもらった。購入時の参考にしてみて。

辛い・うまい・インスタ映えの3拍子そろった韓流グルメ

　韓流グルメは韓国のアーティストの紹介やドラマ・映画などで目にすることも多い。「ヤンニョムチキン」流行はドラマ『愛の不時着』からといわれている。味も見た目も良いのが特徴。食べてみたかった韓流グルメをおうちで楽しんでみて！

韓国の街並み — 韓流グルメを味わって、韓国旅行気分を満喫！（写真／ゲッティイメージズ）

●プルコギソース　チョレギサラダドレッシング　トッポキソース

かけるだけで本場韓国の味に

　韓国料理ではおなじみの「トッポキ」「プルコギ」「チョレギサラダ」が、食材にかけたり、具材と一緒に炒めるだけでできる、ソース＆ドレッシングシリーズ。この3本をそろえておけば、韓国料理作りには困らない。

プルコギソース　チョレギサラダドレッシング　トッポキソース — 〔写真左〕プルコギソース 590g 537円〔写真中央〕チョレギサラダドレッシング 500g 494円〔写真右〕トッポキソース 630g 537円／すべてSSB〔取り扱い店舗／すべてドン・キホーテ〕

プルコギソース 590g 537円、チョレギサラダドレッシング 500g 494円、トッポキソース 630g 537円／すべてSSB〔取り扱い店舗／すべてドン・キホーテ〕

＜達人の食べ方＞

「プルコギソースと揚げ玉を温かいご飯に混ぜて韓国のりで巻いたら“韓国風悪魔のおにぎり”に。トッポキソースは、酢豚やエビチリの味つけに使うケチャップの代わりや、麻婆春雨のソースとしても使えます」（柳瀬さん）

●スンドゥブ

寒い季節に食べたい、韓国定番鍋の素

　韓国で定番の鍋「スンドゥブチゲ」の素。スンドゥブは「やわらかい豆腐」という意味。豆腐のほかには、豚肉やねぎなど、好みの肉や野菜を入れて煮込めば完成。つゆには濃厚な魚介だしが溶け込んでいるため、締めのご飯も進む。

スンドゥブ 250g 298円／マッスンブ〔取り扱い店舗／カルディコーヒーファーム〕

＜達人の食べ方＞

「豆腐を入れることにこだわらなくてOK。ご飯やラーメンを入れてもおいしいですし、この時期は温まります」（柳瀬さん）

●サムゲタン

作るのが大変な薬膳料理「参鶏湯」はレトルトで

　若鶏の腹に高麗にんじん、もち米、なつめ、にんにくなどを詰めて作る韓国の代表的なスープ料理「参鶏湯（サムゲタン）」。薬膳料理なので、自宅で作るとなると、食材集めなどが大変だが、このレトルト食品を使えば、電子レンジでチンするだけで本格的な「参鶏湯」が食べられる。

サムゲタン 1kg 1080円／マッスンブ〔取り扱い店舗／カルディコーヒーファーム〕

●ブルダックシリーズカップ麺

辛いもの好きなら流行のコレを！

映画『パラサイト半地下の家族』の劇中に登場する「チャパグリ」（写真／ゲッティイメージズ）

　インスタントラーメンが国民食として根付いている韓国で絶大な人気を誇るのが、この即席麺「ブルダック炒め麺」。激辛タッカルビから着想した汁なし麺で、ファンシーなパッケージとは裏腹に油断して食べるとその辛さに面食らうはず。味は写真のオリジナルをはじめ、辛さ2倍、チーズ、カルボナーラの、全部で4種類ある。

ブルダックシリーズカップ麺オリジナル 198円／三養食品〔取り扱い店舗／原宿舶来食品館〕

●宋家一品ジャバンのり

韓国の味つけのり。おにぎりの具やトッピングにも使える！

　韓国産ののりを塩とごま油で味つけし、フレーク状にしたふりかけのり。塩味は控えめで、ほのかに甘さを感じる味つけに。ご飯にかけるのはもちろん、スープやパスタ、サラダに混ぜるのもおすすめ。そのまま食べても、サクサク食感のおつまみに。

宋家一品ジャバンのり 90g 415円／五星〔取り扱い店舗／原宿舶来食品館〕

●チャパゲティ袋麺　ノグリラーメン袋麺

話題の映画の劇中で作られた「チャパグリ」はこれで作れる！　

　第92回アカデミー賞で4部門を受賞した2019年公開の映画『パラサイト半地下の家族』。その劇中に登場する「チャパグリ」は、韓国版ジャージャー麺「チャパゲティ」と、麺が丸くてぽっちゃりしており、たぬきを彷彿とさせることから“たぬきラーメン”とも呼ばれる「ノグリラーメン」を組み合わせたもの。牛肉を加えれば、映画のあの味が再現できる。