さつまいも「紅あずまと紅はるかの違いは?」ほくほく?ねっとり?品種ごとの食感の違いや甘い芋の見分け方
江戸時代から愛される秋の味覚、さつまいも。品種改良が重ねられ、現在の主要品種は約60種にもおよぶ。品種によって味も食感も個性はさまざまだ。そこで、人気6品種の特長と合う調理方法、食べ方などを解説。人気青果店による甘いさつまいもの見極め方も教えちゃいます。さつまいもを選ぶのが楽しくなっちゃいますよ!
さつまいも人気6品種解説
さつまいもは品種によって特長もさまざま。「ほくほく系」から「ねっとり系」の順に紹介します。
●紅あずま
ほくほくした食感で、昔ながらのメジャーな品種。やさしい甘さで、煮崩れしにくく最も料理に使いやすい。煮物や天ぷらにぴったり。
●鳴門金時
紅あずまより少しなめらかな食感。皮は鮮やかな赤紫色で、果肉は加熱すると黄味が増す。上品で繊細な甘さのため、素材の味を活かした料理に。
●紫いも
果肉が紫色のものの総称で、抗酸化作用のあるアントシアニンが豊富。“パープルスイートロード”など、ほくほく食感で甘さ控えめの品種が多い。
●シルクスイート
粉っぽさがなく、絹のようになめらかでのどごしが良い。ペースト状に濾しやすくしっとりとしているため、スイートポテトやポタージュに◎。
●安納いも
蜜たっぷりの元祖ねっとり系。果肉はオレンジがかった黄色。濃厚な甘さで少しクセがあるので、甘さを活かしたスイーツや、スパイス料理に合う。
●紅はるか
糖度が高くてねっとりした食感。焼きいもにして食べると甘さがより引き立つ。料理に使う場合、あらかじめ加熱し、最後に加えると煮崩れを防げる。