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人生100年時代 自分磨きに挑戦し続けるシニア女性にインタビュー「もう年だから…はやめました」

 いつまでも健康で、元気に輝いていたい…誰もが願うことだろう。そこで、年を重ねてからも新たな挑戦を続けている人たちに注目。3年ぶりに開催された国内最大級の美の祭典「ダイアナ ゴールデン・プロポーションアワード全国大会2022」(9月11日 於横浜アリーナ)に出場した70代女性3名に、意気込みや熱い想いを伺った。

日本最大級の美の祭典とは?

 一般社団法人日本プロポーション協会が主催する「ダイアナ ゴールデン・プロポーションアワード2022」では、日本初の”年代別コンテスト”として1990年に誕生した「第33回年代別ゴールデン・プロポーションコンテスト」(※1)と「第8回年代別D-Styleコンテスト」(※2)の2つのコンテストが実施された。

※1 ダイアナでプロポーションづくりを始めてから1年以内に憧れの体型を手にした女性の美を競うコンテスト

※2 ダイアナで手にしたプロポーションの美しさに磨きをかけ続ける女性の美を競うコンテスト

 全国大会が開催された横浜アリーナには、この日を目指して、努力を重ねてきた女性たちの熱気が溢れていた。

 各地で行われた決勝大会全9大会から選出された、20代、30代、40代、50代、60代以上の各年代から合計125名が選出され、各コンテストから1名ずつグランプリが選ばれる。

 イルミネーションが輝く大舞台で、スポットライトを浴びながら颯爽と歩く出場者たちは、みな満面の笑み。全ての世代が同じハイヒールと色違いのレオタードを身につけ、観客席に向かって大きく手を振る姿は自信に満ちあふれ、堂々としている。

 観客席には出場者を励まし、支えてきた伴走者、“チーフ”と呼ばれるプロポーションカウンセラーをはじめ各サロンから応援団が駆けつけているのだ。

 一人ひとりが、出場への想いを発表するシーンでは、感極まり、言葉に詰まる人も。そのたびに割れんばかりの拍手が巻き起こる。感染対策で声援が送れない中でも、この日に向けて共に頑張ってきた人たちだから分かち合える気持ちが、会場全体に満ちている。

 コンテスト出場者の中から、輝いていた70代3名、今回最高齢の挑戦者である91才の女性のコメントを、驚きのビフォー・アフター写真とともに紹介する。

小川節子さん「娘と服を共用。明るくなったと言われます」

「年代別ゴールデン・プロポーションコンテスト」に出場した、西日本決勝大会代表の小川節子さん(72才)は、大阪府のサロン『エクレ ダイアナ』で自分磨きを始めてから、まだ1年未満だと語る。

「娘から『お腹が出てるね』と言われた何気ないひと言が、気になっちゃって。昔のようにスッキリとした体型に戻りたいと思ったんです」

 サロンで、川端啓子チーフと出会い二人三脚でやってきた。開始から5か月で、ウエスト11.2cmと体重7.2kgが減り、みるみる成果が現れた。それから今に至るまで体型をキープできているという。

「“もう年だから…”とつい思いがちですが、そんな考えはやめて、今を楽しもうと思っています。何より、体が楽。着たい服が着られるのが楽しくて、娘と共用したりもしています。まわりの人から、『明るくなった』と言われますね」(小川さん)

近藤眞壽美さん「私を“親方”呼ばわりした夫にキレイになったと言われました」

 同じく西日本決勝大会代表の近藤眞壽美さん(71才)は、

「夫が私を“親方”と呼ぶようになったことが、サロンに通い始める動機でした」と笑う。

「最初は『ドスコイ』なんて、おどけて応じていましたけど、やっぱりこれではダメだなと思っていたところ、お友だちがダイアナのサロンに通っているのを聞いて、私もと思い立ったんです」(近藤さん)

 兵庫県のサロン「ダイアナ コランダム」に通い始め、米田惠子チーフと出会う。2か月でみるみるやせ、健康診断では、数値がよくなり医者に驚かれたという。体重は3.4kg、ウエストは8.5cm減った。

「ダイアナは健康の源です。元気になって、スタイルもよくなるというオマケが付いてきました。夫にもキレイになったねと褒められました。門戸を叩いたのが、相撲部屋じゃなくダイアナでよかったです(笑い)」(近藤さん)

植月三保子さん「11年の努力が結実。気持ちが前向きになりました」

「年代別D-Styleコンテスト」に出場した、西日本決勝大会代表の植月三保子さん(71才)は、大阪府のサロン「ダイアナ 千鶴」でチーフの岩崎千鶴さんと二人三脚で頑張ってきた。

「私のダイアナ歴は長いんですよ。60才の同窓会を機にやせようと決意してからもう11年になります」(植月さん)

 サロンに通いながら食生活に気を付けることと補整下着「ダイアジェンヌ」の着用は習慣になった。

「最初の2か月で10kgやせました。トータルでは、マイナス17.4kg、ウエストは21.3cm減りましたね。歩くのが楽になって、気持ちが前向きになりました。毎日1時間のウオーキングとラジオ体操はかかさないです」

 チーフとは同窓生だという。家族以上の関係で、この長い年月を共に歩んできた。

「やってよかったのは、言うまでもないです!」と満面の笑みだ。

 今回お話を伺った3名に共通するのは、やせてキレイになる目標を掲げて頑張ったことで、結果として「美しさ」プラス「健康になった」「気持ちが明るくなった」といった変化が起きたこと。

 チャレンジを始めるのに年齢は関係ない。最後にご紹介するのは、全国大会には惜しくも出場は叶わなかったが、今回のコンテストにエントリーした最高齢、91才の大橋ちせ子さんのストーリーだ。

91才の挑戦!「100才まで元気でいたい」

大橋ちせ子さん

 大橋さんは、90才で「ダイアナ 南海」に通い始めた。

「娘に誘われたのがきっかけです。サロンのアドバイスを素直に聞いて、その通り実行してきました。補整下着「ダイアジェンヌ」の着用で、姿勢がよくなりましたし、グランドゴルフの仲間にも細くなったねと褒められます」(大橋さん)

 大橋さんを担当したチーフの福島有輝子さんはこう話す。

「ご年齢を考えると、私が少し躊躇しましたが、大橋さんがとても前向きな方で、逆に私が勇気づけられました。結果はゆっくりでしたが、確実に出ました。大橋さんの取り組む姿は素晴らしいです」

 大橋さんの趣味はグランドゴルフとカラオケ。

「これからも元気で100才までいたいと思います」(大橋さん)

 人生100年時代、前向きな気持ちをもって、笑顔で輝き続ける女性たちの姿を見習いたい。

構成・文/介護ポストセブン編集部 写真提供/ダイアナ

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