いますぐ「クマ・たるみ」を隠したい!メイク動画が人気の美容家が教える秘策
コロナ禍によるマスク生活も3年目。外出の機会も増え、目の下のクマやたるみを気にする人が増えている。
クマやたるみを作らないための日々のケアは大切だが、久しぶりの同窓会など、いますぐ“消したい”ときに有効なのが、メイク。たるみを消すコツを教えるメイク動画が人気の、55才の美容家・メイクアップアーティスト、YORIKO makeupさんに、その秘策を教わった。
「写真のように、私も目の下にクマとたるみがあります。これは、加齢とともに肌全体のハリ感を作り上げているエラスチンやコラーゲン、ヒアルロン酸などを作り出すことができなくなってくるからで、ふかふかの布団が潰れて硬くなっているのと同じ状態です。色だけの問題ではありません。メイクをする前に保湿をして、目の下にアイクリームや美容液をしっかり浸透させるためにそのまま5分ほど待ち、肌が落ち着いた状態からメイクを始めることが重要です」(YORIKOさん・以下同)
手順1:目の下にカラーコンシーラーをつける
次に、目元を明るく見せるため、カラーコンシーラーを目の下の気になる部分に塗布し、クマの色を補正する。
「最初に塗るコンシーラーは、クマの色に合わせて選びます。私のような茶クマならレモンイエローや明るいベージュ、青クマならピンク系を、黒クマならオレンジ系を。これを気になる部分全体に薄くつけます」
【1】カラーコンシーラーを放射状に描いて色を補正
目の下からクマが気になる部分の少し下あたりまで、コンシーラーを斜めに描く。この後、ブラシやスポンジ、指の腹などで軽く抑えるようにしながら肌になじませる。
●【黒クマ】は、オレンジ、アプリコットを
●【青クマ】は、ピーチ、ピンクを
●【茶クマ】は、レモンイエロー、明るいベージュを
手順2:ファンデーションをつける
ブラシやスポンジに少量とり、まず頰の高いところから外に向けてつけ、目元、鼻、額、口元など、顔全体につける。
【2】肌の色に合わせたファンデーションを薄くつける
「ファンデーションは色選びも大切です。年を重ねるとイエベ(黄色寄りの肌の色)寄りになる傾向にあるので、いまの自分の肌の色に合うもので、一段明るい色を選びましょう。そして、厚塗りは厳禁です!」
悩みを隠そうと塗り重ねるほど、時間が経つとヨレてしわの間や毛穴に入ってしまい、かえって強調されるという。
「薄づけにはブラシ、スポンジがおすすめですが、指の腹を使う場合は、最後にスポンジでポンポンと押さえると、きれいに仕上がります。このひと手間がとても大事です!」
ファンデーションの上から明るい色のコンシーラーをつける
さらに、ファンデーションの上から明るい色のコンシーラーを目元のハイライトとしてつけ、クマやたるみを目立たなくさせる。
【3】明るいコンシーラーで目の下に光を集める
「光を味方につけるには、リキッドなどのみずみずしいタイプのコンシーラーがおすすめです。たるみの境目あたりに少量ずつ置き、ブラシやスポンジを使い、目の下から頰にかけてのやや広い範囲になじませて」
これは、女優が下からライトを当てて顔を輝かせる効果を、自らの目の下に作るようなもの。これだけで、クマもたるみもほとんど気にならなくなる。
「上まぶたもこの方法で仕上げれば、アイシャドーの色が映えます。暗いブラウンやブルー、グリーン系のアイメイクは目元が暗くなるのでNG。オレンジやピーチ系なら、目元が華やいで若々しくなり、目の下の悩みも気にならなくなりますよ」
メイク後のお顔がこちら!
教えてくれた人
美容家・メイクアップアーティストYORIKO makeupさん/国内外大手化粧品ブランドのチーフビューティーアドバイザーを経て美容家・メイクアップアーティストに。公式YouTube『悩める50代。一緒にキレイに歳を重ねよう』の登録者は約6万人。
取材・文/山下和恵 イラスト/鈴木みゆき 画像提供/高須クリニック
※女性セブン2022年6月16日号
https://josei7.com/
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