黒酢たっぷりレシピ5選「アミノ酸豊富で中高年におすすめ」管理栄養士・浜本千恵さん
「黒酢」は、一般的な穀物酢と比べて熟成期間が長い黒酢は、アミノ酸の種類が豊富。味わいはまろやかで意外とクセもなく、料理にも使いやすいのが特徴だ。そこで、管理栄養士で料理研究家の浜本千恵さんが黒酢をたっぷり使ったレシピを教えてもらった。
アミノ酸が豊富な黒酢は中高年におすすめ
黒酢は必須アミノ酸を含む17種類のアミノ酸のほか、クエン酸や酢酸、ビタミン、ミネラルが凝縮された優秀食品。
「黒酢に豊富に含まれているアミノ酸は、免疫力アップや疲労回復に加え、筋肉をつくるたんぱく質の元になるため、中高年にもおすすめ。血糖値やコレステロールを下げて生活習慣病を予防する効果も、群を抜いて高いんです」(浜本千恵さん)
桜えびのチャーハン
黒酢と桜えびのカルシウムで栄養の吸収をよく
<材料>
溶き卵…2個分
万能ねぎ…4~5本
ごま油…大さじ1
ご飯…茶碗2杯分
干し桜えび…10g
黒酢…大さじ2
<A>
しょうゆ…小さじ1
砂糖・鶏がらスープの素…各小さじ1/2
塩…小さじ1/4
黒こしょう…少量
<作り方>
【1】万能ねぎは小口切りにする。<A>は混ぜ合わせておく。
【2】フライパンにごま油を熱し、溶き卵を入れて、強火で大きく混ぜて半熟状になったら、温かいご飯を加えて手早く炒める。
【3】桜えびと<A>を加えて混ぜ合わせ、黒酢を鍋肌から回し入れ、よく炒め合わせる。ねぎを加えてサッと炒め、器に盛る。
黒酢のサンラータン
ビタミンたっぷりで代謝アップへ
<材料>
豚バラ薄切り肉…100g
しいたけ…2枚
もやし…1/3袋
ごま油…小さじ1
水…2カップ
鶏がらスープの素…大さじ1
溶き卵…1個分
黒酢…大さじ2
塩・こしょう・ラー油・香菜…各適量
<A>
片栗粉…大さじ1/2
水…大さじ1
<作り方>
【1】豚肉は細切りに、しいたけは薄切りにする。
【2】鍋にごま油を熱して豚肉を中火で炒め、火が通ってきたらもやし、しいたけを加えて炒める。
【3】水と鶏がらスープの素を加えて2~3分煮たら、溶いた<A>を加えてとろみをつけ、溶き卵を流し入れる。
【4】黒酢と塩、こしょうを加えてひと煮立ちしたら器に盛り、好みでラー油をかけ香菜をのせる。
黒酢煮豚
黒酢のクエン酸や豚肉のビタミンB1で疲れにくい体へ
<材料>(作りやすい分量)
豚肩ロースブロック…1本(500~800g)
しょうがの薄切り・にんにくの薄切り…各1片分
ねぎの青い部分…5cm
半熟ゆで卵…4~6個
ゆでたチンゲン菜…1株分
サラダ油…大さじ1
<A>
黒酢・水…各1カップ
酒…1/2カップ
しょうゆ…1/4カップ
砂糖…大さじ4
<作り方>
【1】フライパンにサラダ油を熱し、中火で豚肉の表面を焼き、焼き色をつける。
【2】鍋に<A>としょうが、にんにく、ねぎを入れて煮立て、【1】を加えて落し蓋をする。煮立ったら弱めの中火にして、時々煮汁をかけながら30~40分煮る。ゆで卵を加えて5分ほど煮る。
【3】肉と卵、チンゲン菜は食べやすく切って盛り付ける。煮詰めてとろみをつけた煮汁を適量かける。
豆腐とトマトの黒酢サラダ
黒酢のアミノ酸と豆腐でヘルシーにたんぱく質補給
<材料>
トマト…1個
木綿豆腐…1/2丁
青じそ…3~4枚
<A>
黒酢…大さじ2
しょうゆ…大さじ11/2
ごま油…大さじ1
砂糖・白いりごま…各小さじ2
おろししょうが…小さじ1
<作り方>
【1】トマトはひと口大に切る。木綿豆腐はキッチンペーパーで包んで水切りし、2cm角に切る。青じそはせん切りにする。
【2】器にトマトと豆腐を盛り付け、混ぜ合わせた<A>をかけ、青じそをのせる。
かぼちゃときのこのごま焼き
食物繊維たっぷりでヘルシーに
<材料>
かぼちゃ…1/4個
エリンギ、まいたけなど好みのきのこ…100g
サラダ油…大さじ1
白いりごま…大さじ2
<A>
しょうゆ・砂糖…各大さじ2
黒酢…大さじ11/2
<作り方>
【1】かぼちゃは種を取り除き、5~8mmくらいの厚さに切る。きのこは小房に分ける。<A>は混ぜ合わせておく。
【2】フライパンにサラダ油を入れ、かぼちゃときのこを並べて中火でうっすら焦げ目がつくまで両面焼く。<A>を加えてざっとからめ、ごまを振る。
教えてくれた人
管理栄養士・料理研究家 浜本千恵さん
美容と健康に役立つレシピが好評。メタボ予防や美肌などのテーマを中心に、栄養指導や講演なども行なっている。
撮影/玉井幹郎
※女性セブン2022年6月9日号
https://josei7.com/
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