話題の「1分ねじれ筋のばし」5つのメリット 2週間続けた記者のお腹がスッキリ!
赤い筋肉は、まっすぐよりもねじってのばす方が、効率よく全体を刺激できる。1分以下ではうまく関節可動域が広がらず、1分以上やってもあまり効果に違いがないそう。のばした部分がじんわり温かくなれば正しくのばせたサインだ。
■腕ねじ胸のばし
「二の腕がほっそりし、脇腹が引き締まります。肩こりや巻き肩の緩和にも効果あり」
【1】壁に対して横向きになり、少し離れたところに立ち、足は肩幅くらいに開く。壁側の腕は、肩とひじを同じ高さにして、手のひらからひじまでを壁につける。足の先はまっすぐ前に向ける。
【2】体は正面を向いたまま、かかとの位置は動かさず、つま先だけを外側に回し、できる限りつま先が真横に向くようにする。立ち位置が【1】の位置より壁から離れないように注意しよう。
【3】壁と反対の手は腰にあて、【2】で回した足先の方向に合わせるように、体をゆっくり真横近くまで外側に向ける。腕や肩、足の位置が動かないようにしながら、胸を前に押し出すようにすると、脇から背中にかけての筋肉ののびをより感じやすい。 【4】ここで1分キープ!反対の腕でも同様に行う。
■腕ねじ胸のばし
もう少しできそうならステップアップ!上では初心者向けに腕をねじらず胸をのばしているが「ねじってのばす」ことで効果を最大限に発揮する。慣れたらねじりながら行おう。
《腕を外ねじりする》
上の【1】では、腕を壁につけてまっすぐ上にのばしたが、ここでは30度くらい腕を後ろ側にねじり、そのまま【2】、【3】の動きを行う。30度が難しい人は、できる角度から始め、少しずつねじる角度を30度に近づけよう。
《腕を内ねじりする》
上の【1】で壁につけてまっすぐ上にのばした腕を、手前に180度ねじりながら指先を真下に向け、【2】、【3】の動きを行う。肩が上がってしまったり、痛みがある場合は、真下までねじらず、斜め下くらいの角度から始めよう。
■脚ねじ裏のばし
「脚を内側にねじることで、太ももの裏側の筋肉をしっかりと使えるようになります。これで、余計に頑張っていた太ももの外側や、お尻まわりの筋肉が細くなり、足のむくみも取れてスッキリ!」
【1】壁を正面にして床に座り、脚をそろえてまっすぐ前にのばす。このとき、ひざ裏が床から離れないよう意識しよう。手は太ももの上に置く。上半身は背筋をまっすぐ、後ろに倒れないように注意。
【2】つま先を手前に曲げて、足の裏が壁にぴったりとくっつく位置まで体を移動。このときも、ひざ裏を床にくっつけたままにするよう注意して、太ももとふくらはぎの裏側をしっかりとのばそう。上半身が後ろに倒れ気味の人は、お尻を左右交互に浮かせるように動かし、坐骨(※お尻にある骨で、骨盤の一部)で座る。これで骨盤が立ち、背筋がまっすぐになる。
【3】両脚を少し離し、脚と脚の間に隙間を作る。両足先を内側にねじって足の先を交差させて重ねる。このとき、左右どちらのつま先が上でも問題ない。もし、この時点でつらい人は、下の【4】に進まず、両手をお尻の後ろの床につけて背筋をのばし1分キープでもOK。
【4】ここで1分キープ!両手で持てる位置で両脚を持つ。手は親指を内側に、残りの4本を外側にあてるような形で脚をつかむ。背筋をのばしたまま、できるかぎり上半身を前に倒す。1分キープの間呼吸が止まらないよう、自然に吸って吐いてを意識する。
★ステップアップ★脚をつかむ位置を少しずつ遠くにしていく。ゴールは、足首をつかみ、両ひじが脚につくまで上半身を倒すこと!
■超硬い人向け!小胸筋のばし
「背骨・肩まわりの縮んだ筋肉をのばすことで、脂肪燃焼パワーの大きい筋肉『小胸筋』の働きを活発にします。浅かった呼吸が深くできるようになり、毎日3万回程度している呼吸がやせ活動に」
《うしろ》
【1】両手を後ろに回し、背中で手をつかむ。どちらの手でつかんでも問題ない。座っていても立っていてもOK。手をつかむ位置は、自分が少しきつく感じるくらいの高さまで引き上げる。
★ステップアップ★手をつかむ位置を可能な限り上にした方が、より胸の筋肉がのびる。ゴールは、胸の位置くらいまで上げて【2】を行うこと。
《まえ》
【2】胸を開くように肩を後ろに動かし、肩甲骨を寄せる。肩の力を抜き、1分キープする間唇をすぼめ、5秒吸って5秒吐く長い呼吸を最低5回、できたら10回繰り返し行おう。ここで1分キープ!
教えてくれた人
■今村匡子(いまむらきょうこ)さん/あさひ整骨院日本橋浜町院代表。鍼灸師、柔道整復師。女性の体形改善や産後ケアに特化した施術を行う。近著に『「やせたい」なんてひと言もいってないのにやせた1分ねじれ筋のばし』(サンマーク出版)がある。
取材・文/苗代みほ イラスト/斉藤ヨーコ
※女性セブン2022年6月2日号
https://josei7.com/
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