のり弁の二段重ね 人気店に学ぶ法則は「ご飯、かつお粉、のり、割りじょうゆ」
ご飯がすすむ“のり弁”を、人気店『刷毛じょうゆ 海苔弁山登り』の社長さんに作り方を教えてもらいました。のりの重ね方、味つけにこだわればご飯が主役に。食べていくほどに、美味しくて楽しい気持ちになる、絶品のり弁を作ってみませんか。
※掲載価格は店頭販売時の価格です。
※掲載のお弁当、レシピの中には家庭で作れるようにアレンジしたものが含まれ、店頭販売している商品とは異なる場合があります。
※季節や店舗によっては販売していないお弁当があります。
のせた具材の油を旨みとして味わう
お弁当の定番だからこそ、極めたいのり弁。こだわり抜いた“のり弁”が大人気の『刷毛じょうゆ 海苔弁山登り』代表取締役社長の我妻義一さんにその極意を伝授してもらいました。
「ご飯とおかずを分けずに、“のっけ弁”にするのが秘訣です。ご飯とのりを重ねた上に焼き鮭や揚げものなどのおかずをのせると、油や旨みがのりに染み込んでご飯に味がつき、さらにおいしくなるんです。また、揚げものはお弁当に入れるとどうしてもべチャッとしがちですが、通常よりも長めに揚げることで、衣の持ちがよくなります」(我妻さん・以下同)
「二段重ね」が山登り流!おいしいのり弁の作り方
ご飯、かつお粉、のり、割りじょうゆの二段重ねの美味しいハーモニー!
<作り方のポイント>
ご飯、かつお粉、のり、割りじょうゆの順で二段重ねに。上におかずをのせるので、ご飯は薄く広げて重ねる。かつお節ではなくかつお粉を使うことでご飯とのりが密着して、のりがはがれることなく食べ続けられる。
割りじょうゆは、酒と濃口しょうゆを1:1で合わせ、煮切って作る。香ばしい割りじょうゆを、刷毛でのりに塗るのもポイント。「家庭では、シリコン刷毛を使うのがおすすめです」。
かつお粉は、かつお節をもんで細かくすればOK。粉になりにくいときは、電子レンジで20~30秒加熱して、水分を飛ばしてからもむとよい。
<傷まないコツ>
・ごく少量の酢で傷みを防止
「おひたしなど傷みやすいおかずに、味が変わらない程度の酢を入れています。隠し味としてだけでなく、弁当を長持ちさせるテクです」
<専門店のワザ>
・揚げものの衣には味をつけておく
お弁当の揚げものはそのまま食べてもおいしいよう、衣にだしなどで味をつけておく。
『海苔弁「畑」』(1100円)に入っている舞茸の天ぷらの衣は、昆布茶で味つけ。
■刷毛じょうゆ 海苔弁山登り GINZA SIX店
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX B2F
公式HP:noriben-yamanobori.co.jp/
撮影/武井メグミ、玉井幹郎 取材・文/番匠 郁
※女性セブン2022年5月26日号
https://josei7.com/
●3つおかずで作るのっけ弁当|おうちごはん作りのストレスを開放!