『からあげグランプリ』6年連続金賞受賞名店の秘伝のから揚げレシピ「冷めてもおいしい秘密は粉」
慌ただしい朝に「手早く、おいしく作りたい!」でも、メニューがワンパターンになりがちだし、傷むのも心配――。悩みが尽きない毎日のお弁当づくり。そこで参考になるのが、何度もリピートされる人気店のお弁当。定番おかずの代表格“から揚げ”の作り方を大人気専門店に伝授してもらいました。本当は教えたくないプロの技やこだわりを、たっぷり探ってきました!
※掲載価格は店頭販売時の価格です。
※掲載のお弁当、レシピの中には家庭で作れるようにアレンジしたものが含まれ、店頭販売している商品とは異なる場合があります。
※季節や店舗によっては販売していないお弁当があります。
パン粉でさらにおいしく!カラッとジューシーの秘密は粉にあり!
『からあげグランプリ』6年連続金賞受賞の専門店に、冷めてもおいしい極意を聞いた。大人気からあげ店『いろから』の代表取締役で日本唐揚協会認定「カラアゲニスト」の友部敦志さんは、こう話す。
「まず、下味をしっかりつけること。最初にフォークで刺しておくと、味が染みやすくなります。寝かせるほど味がなじむので、3時間~ひと晩はたれに漬け込んで。また、粉にコーンスターチを混ぜると肉汁が閉じ込められて肉はジューシー、衣はカラッと揚がります」(友部さん・以下同)
お店で販売しているお弁当には、胸肉ともも肉を使い、それぞれ揚げ方なども変えている。家庭で揚げるなら、簡単・ジューシーに仕上がる、もも肉がおすすめ。
『いろから』から揚げ レシピ
冷めてもおいしいから揚げ!
<材料>(つくりやすい分量)
鶏もも肉…2枚
[A]
めんつゆ・酒…各大さじ3と1/2
おろしにんにく…16g
おろししょうが…8g
片栗粉・コーンスターチ・小麦粉…各適量
<作り方>
【1】鶏肉の両面をフォークで刺す。
【2】余分な脂と筋を取る。均一に火が通るよう同じ大きさに切り、キッチンペーパーで水分を取る。
【3】混ぜた[A]に【2】を加え、水分がなくなるまでもみ込む。保存袋に入れて冷蔵庫で3時間以上寝かせる。
【4】片栗粉6:コーンスターチ2:小麦粉2の割合で混ぜた粉を、薄く均等につける。皮で肉を巻くようにしてから粉をつけると旨みが逃げない。
【5】175℃の油で3分半~4分揚げる。途中で油を混ぜると空気が入り、カラッと仕上がる。油の音が大きくなり、その後小さくなったら仕上がりの合図。10秒程おいて中まで完全に火を通す。
<専門店のワザ>
最初にパン粉をまぶすとよりカラッと揚がる!
「お店では、先にパン粉をつけた後、粉でコーティングして揚げます。このひと手間でお弁当にもぴったりの、よりカラッとしたから揚げに」
衣のつけすぎは失敗のもと。余分な粉は落としてから揚げるのがコツ。
■いろから 川崎宮崎台店
神奈川県川崎市宮前区宮崎2-11-5ドリームコーポ 104号室
公式HP:iro-kara.net/
撮影/深澤慎平 取材・文/番匠 郁
※女性セブン2022年5月26日号
https://josei7.com/
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