小林麻耶、田村淳も実践「介護脱毛」の注意点 麻酔クリームで痛みゼロも【医師解説】
今、芸能界で続々と「介護脱毛」する人が増えている。大久保佳代子、いとうあさこが番組で告白し、小林麻耶も――。なぜ介護脱毛をするのがいいのか。どんなものなのか、費用や選び方などを、実例を交えて紹介する。
小林麻耶ら芸能人が続々「介護脱毛」告白
小林麻耶(42才)は8月2日、自身のブログにこう綴った。
<毛の生え変わりに合わせて、2ヶ月に一回行くペースです! 私は2回目終わりました。かなりイイ感じです>(本文ママ)
ロンドンブーツ1号2号の田村淳(47才)も、昨年10月、自身のYouTubeチャンネルにVIO脱毛の様子を投稿。
「見た目を気にして、モテたいとかで脱毛するんじゃない」と、介護のための脱毛だと強調した。
テレビでは毎日のように脱毛サロンのCMが流れ、電車内でも広告を目にする。無数にサロンやクリニックがある中で、どう選べばいいのだろうか。
一般的に、脱毛方法は「美容脱毛」と「医療脱毛」の2つに分けられる。まず、サロンでエステティシャンが行うのが「美容脱毛」だ。使用するのは、メラニン色素に反応する光脱毛器。制毛処理をサービスとし、毛の成長を一時的に抑えて減毛する。肌への負担や痛みが少なく、比較的安価といったメリットがある。
一方、クリニックで行われているのが「医療脱毛」だ。医師や看護師など資格のある者が医療用レーザーを使って施術。毛を生やすもととなる組織を破壊することで、脱毛の効果を得る。介護はいつ受けることになるか、何年続くかもわからない。老後を考えた脱毛なら、医療脱毛が適しているだろう。
2か月おきに3~5回の施術
脱毛が完了するまでには、2か月おきに3~5回の施術が必要で、半年から1年ほどの期間が必要となる。では、施術は具体的にどのような手順で行われるのか。実際に体験した中野かよさん(仮名・57才)が自身の経験を語る。
「私の場合は、施術を行う日の前にクリニックを訪れ、問診と説明を受けました。レーザー照射の当日は、まず個室に通され、スカートと下着を脱いで下半身裸の状態に。腰から大きなタオルを巻いて待つように言われました」
コンコンとドアを叩く音がし、優しそうな女性の看護師が個室に到着。施術台の上に脚を閉じたまま仰向けに寝そべった。
「テストしますね、と言われて、まずVラインの上の方にレーザーが当てられました。パシッとゴムで弾かれたような衝撃があって、焦げたような臭いがしました。少しだけ熱や痛みを感じましたが、毛が太い箇所は冷やしながら施術を進めてくれたので、痛みはすぐに引きました」(中野さん)
Vラインを終えると、Iラインの施術に。膝を曲げた状態で両足を左右に広げる。この体勢に抵抗感がある人も多いだろう。
「デリケートな部分の施術なので、恥ずかしさがありましたが、看護師さんがテキパキと施術を進めるので、気になりませんでした。痛みも心配でしたが、Vラインほどの痛みは感じませんでした」(中野さん)
そして最後はOライン。
「痛みはほとんど感じませんでしたが、看護師さんがお尻を広げながらレーザーを当てるので恥ずかしいのですが、耐えられるレベルです」(中野さん)
30分ほどでレーザーによる施術は終了。炎症を抑える薬を処方してもらい、1回目の施術は無事終了した。