愛犬の写真をスマホで可愛く撮影する6つの秘策をペット写真家が伝授
いろんな表情を見せてくれる愛犬の写真は何枚でも残しておきたいもの。しかし実際はたくさん撮ってるのにも関わらず、仕上がりがイマイチ…。なんて事も多いのでは。そこで、プロの動物カメラマンに、失敗しない写真の撮り方を教わった。
一緒に遊んで元気な表情を激写!
今までにたくさんのワンちゃんを撮影してきたペトグラファーの小川晃代さんによると、
「犬は猫と比べて動きがダイナミック。ボール遊びやおやつなど、好きなもので夢中にさせて気を引くのがポイント」だそう。
プロカメラマンの小川さんに、屋外でもキレイに、躍動感溢れる瞬間を撮るコツを教わった。
→猫をニャンとも可愛く撮る極意を話題の猫写真家・沖昌之さんが伝授!
1:正面からの光はまぶしい顔になるのでNG
太陽を正面から浴びる順光で撮影すると犬がまぶしい顔になるが、斜光で撮れば目がパッチリ!
「犬に対して斜め45度くらいの位置から光が当たるように撮影しましょう。斜光で撮ると目がしっかり開いてかわいい顔になり、毛のディテールもキレイに表現できます」(ペトグラファー 小川晃代さん・以下同)
<OK>
<NG>
2:スマホのレンズを下にして臨場感を演出してみよう
「犬と目線を合わせて撮ると、距離が近くなり生き生きした表情に。スマホを横向きに構える際は、レンズが下に来るように構えると、より臨場感が出て、簡単にプロっぽく撮れますよ!」
<OK>
3:暗い場所では白い紙をレフ板代わりに
部分的に暗い場合は白画用紙などをレフ板代わりにするだけで、グンと上手に撮れる。
「白い紙なら何でもOK。まず紙に光を当てて反射させ、反射した光を犬の暗い部分に当てます。これでムラなく明るく撮れます」。
<OK>
<NG>
4:走り回っている犬はピントを合わせて連写で狙う
動きが速い犬を撮るときはピントが追いつかないことも…。
「ボールなどを置いて先にピントを合わせ、その場所を犬が通過するときに連写モードで早めにシャッターを切って」
5:おやつをあげながら舌ペロショットを♪
「ジャーキーなど犬が一度に食べにくいおやつを片手に持ち、少しずつ食べさせながら同時に撮影します。おやつは全部あげずに少し食べたら手を下げるのを繰り返すと、舌をペロッと出すので、その瞬間を狙ってみて」
6:前ボケでプロっぽく雰囲気のある1枚に
花を手前に置き、犬を50cmくらい遠ざけて配置し、犬の方にピントを合わせると、前の花がボケて幻想的な写真に。
「花をレンズに近い所に配置すると、花が上手にボケますよ」。
教えてくれた人
小川晃代さん/ペトグラファー
ペットのフォトグラファーである「ペトグラファー」として動物の撮影を専門に活躍。ドッグトレーナーやトリマーなど様々な動物関連の資格を持ち、撮影講師やテレビの企画制作など幅広く活躍。
撮影/小川晃代
※女性セブン2021年4月15日号
https://josei7.com/
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