「頭脳線」で見る注意すべき疾患|認知症、うつ病など脳トラブルの線は…
手相占いでは知性や考え方を表す「頭脳線」。東洋医学の手診断“手相診”では「三大生理線」のひとつと言われていて、生まれ持った体質となりやすい疾患がわかるという。早速自分の手と照らし合わせながら見てみよう。
【頭脳線】脳神経、脳血流、精神の状態が見られる
三大生理線の中でもっともバラエティーに富み、個人差が表れる線。手相占いでは知性や考え方を表すが、“手相診”では頭部や心臓を見ることができ、認知症、うつ病などの脳トラブルも表れる線。
■基本の「頭脳線」
→「感情線」を見れば体質と注意すべき疾患がわかる!|あなたの手のひらはどうですか?
「体質」と注意すべき「疾患」をチェック!
手相は日々変化しているという。以前に比べて線の出方が変化したら注意が必要だ。
【頭脳線が長い】
薬指を越えない長さが標準だが、小指の下に向けて伸びている場合は、神経過敏でストレスに弱い傾向にあり、高脂血症や高血圧に要注意。逆に短い場合は、頭痛やめまいを起こしやすい。
【生命線に沿って下降】
手のひらの中央に向かわず、極端に下降している場合は、大脳機能の障害や抑うつ傾向にあることを示す。精神的に不安定で、うつ病の可能性もある。
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【くさり状になっている】
全体がくさり状なら、比較的重い体調悪化を示し、根元のみがくさり状の場合は、幼少期の胃腸虚弱を示している。弱い胃腸をいたわるとともに、記憶力の衰えにも要注意。
【途中で切れている】
慢性頭痛や脳に問題が発生している恐れがあり、心臓や脳血管疾患に注意が必要。中指の下で切れていればストレス性の心疾患、薬指の下なら肝機能障害の可能性も。
【末端が2つに分かれている】
心臓病や脳血流不全の可能性があり、リウマチになりやすい体質を示している。三股の場合は脳虚血の可能性があり、記憶力の低下や認知症への注意が必要。
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教えてくれた人
松岡佳余子さん・アジアン・ハンドセラピー 協会理事
取材・文/山下和恵 イラスト/いばさえみ、Getty Imeges
※女性セブン2021年1月21日号
https://josei7.com/