コロナ不安に…免疫力高める食レシピ厳選|まいたけ、めかぶ、バナナ
新型コロナウイルス感染への対策としてすぐにできることは、普段の食事で免疫力を高めておくこと。市場では免疫力を高めるために腸にいいとされる納豆やヨーグルトが売れ行きを伸ばしているが、いったい何をどう食べればいいのか? 専門家が提唱する免疫力アップに役立つ食材とレシピを厳選した。
1最強免疫力UP食材・まいたけの納豆汁
免疫とは、体に侵入しようとする細菌やウイルスなどを退治し、体を守る働きのこと。日々の生活のちょっとした心がけで、免疫は高められるという。
「免疫を高める食材を毎日の食事に取り入れることで免疫を強化できます」と語るのは栄養管理士、料理研究家の金丸絵里香さんだ。
まいたけに含まれるβ-グルカンはMD-フラクションという独自のもので、免疫細胞に働きかけ、がん予防や治療への効果が実証されている。さらに、腸内の悪玉菌の活動を抑えるという納豆をプラスした最強レシピはこちら。
●まいたけ納豆汁
<材料>(2人分)
まいたけ1パック
納豆1パック(50g)
長ねぎ1/3本
だし2カップ
淡色みそ小さじ4
<作り方>
【1】まいたけは小房にほぐす。納豆は包丁で粗くたたく。長ねぎは小口切りにする。
【2】鍋にだしとまいたけを入れて強めの中火にかけ、煮立ったら長ねぎを加えてひと煮し、みそを溶き入れ、納豆を加えてサッと煮て火を止める。
→ほかの食材も見てみる「免疫力を高めるレシピ|まいたけ、納豆など使った手軽でおいしい料理」
2めかぶとブロッコリーのごま酢和えで免疫活性化を
「病気の多くは、暴飲暴食をはじめとする乱れた食生活が原因となっています。つまり、毎日の食事で、病気を予防することや治癒力をアップさせることもできるんです」と西台クリニック院長の済陽高穂さん。食材にはそれぞれ栄養があり、全て体に必要なものだが、“何を、どのように食べるか”が大切。
中でも、フコイダンとビタミン類は、免疫を活性化する食み合わせ。
海藻類に多いフコイダンは、免疫細胞を活性化。ビタミンC・Eは免疫細胞に働きかけて免疫力を高める。粘膜を強化するビタミンAも必須。ビタミンA・C・Eは緑黄色野菜に豊富。
●めかぶとブロッコリーのごま酢和え
<材料>
ブロッコリー…1/2個
めかぶ…1パック
みょうが…1個
<A>
白すりごま…大さじ1 1/2
酢…小さじ2
砂糖・しょうゆ…各小さじ1
<作り方>
【1】ブロッコリーは小房に分けてさっとゆでる。みょうがは薄い小口切りにする。
【2】ボウルにAを入れて混ぜ、【1】とめかぶを加えて和える。
→ほかの食材も見てみる→「病気別!効果のある食材・食べ合わせ|医師と管理栄養士考案のレシピ」
3コンビニ食材で免疫力向上に手軽なバナナ
最近のコンビニは、健康に配慮した食べ物が多く置かれているが、介護予防トレーナーの久野秀隆さんがおすすめするのがバナナだ。
●おやつにおすすめのバナナ
「特に手軽に食べられるバナナは各コンビニ主力商品の1つ。どうしても4~5本の房で買うと残してしまうバナナもコンビニでは3本や、食べきりの1本売りもあります。
免疫力アップには腸内環境を整える腸内フローラという言葉も流行っていますが、バナナは水溶性食物繊維と不水溶性食物繊維を一緒に摂取することができ、免疫力向上を目指せる果物。糖尿病などで糖分の摂取に制限がある人にも、天然の甘さなのでおやつにいいですね」
→ほかの食材も見てみる→「高齢者におすすめのコンビニ食品|免疫力向上、筋力低下を予防に役立つ6品」
構成/介護ポストセブン編集部