八千草薫さん追悼 永遠の清純派“すみれの花”の生涯を写真で振り返る
八千草薫さんがすい臓がんで逝去した。享年88。
タカラジェンヌから女優に。年を重ねても優しく、上品なムードを漂わせていたが、半面コミカルな面も持ち合わせていた。その生涯をプレーバック。
八千草さんは1947年に宝塚歌劇団に入団。’57年に退団。可れんな娘役として伝説的な存在だった。在団中から映画に出演、その美しさ、気品の高さで人気を呼んだ。
主演映画の監督を務めた19才年上の谷口千吉さんと1957年に周囲の猛反対を押し切って結婚。
宝塚時代に演じた子だぬき、カッパなど、「私って、コミカルなものも大好き」とも話していた。宝塚の愛唱歌『すみれの花咲く頃』の一節“人の心酔わす”のとおり、その演技で人々を虜にした生涯だった。
撮影/女性セブン写真部
※女性セブン2019年11月21日号