各社品揃え強化中!コンビニのカップ総菜を実食ランキング「1位は完成度が高いマカロニサラダ」
セブン-イレブンが2017年に販売開始して以来、コンビニ各社が品揃えを強化している「カップ総菜」。デパ地下総菜のような大きめ具材が特徴で、見た目もおいしそうなものばかり。しかも自分で料理するには手間のかかるものがお手頃価格で手に入るとあって、食卓に「もう一品」を増やしたい主婦層にも圧倒的な支持を集めている。その中でも人気が高い「サラダ」を食のプロが実食して比較してみた!
教えてくれた人
片桐佑香さん/管理栄養士。「おばあちゃんの味を次世代に」をテーマに、昔ながらの日本食レシピを発信。レシピ・商品開発、メディア出演など幅広く活動中。大手企業の総菜メニューの開発も手がける。
馬込祐輔さん/「呑家」料理長。東京・学芸大学にある人気大衆居酒屋の“モヒカン”料理長。和洋中オールラウンダーながら元フレンチのシェフということもあり、独創的かつ繊細なメニューが得意。
プロも脱帽!栄養価とおいしさが両立したカップ惣菜の「サラダ」
「コンビニのカップ総菜がここまで進化し、おいしいことに驚きました。勝手に“ケミカル”な印象があったから余計に(苦笑)」(「呑家」料理長の馬込祐輔さん)
「むしろ食卓の栄養バランスを整えるためには、手軽に取り入れられる優秀な食品かもしれませんね」(管理栄養士の片桐佑香さん)
「もし味付けが濃ければ野菜を足すとかごはんと混ぜるとか、アレンジできるのもいい」(馬込さん)
「味、鮮度、栄養素…この値段でこのクオリティー、コンビニの企業努力に脱帽ですね」(片桐さん)
食のプロが実食して選んだカップ惣菜ランキング「サラダ編」
<採点方法>
2名の識者が、ジャンルごとに各商品を食べ比べます。「香り」「味わい」「食感」などを総合的に鑑みて、1人10点、計20点満点で採点。
※商品は首都圏のコンビニエンスストア店頭で多く見かけたものから編集部がセレクト。商品の購入は2月19日です。地域により商品の規格や価格が異なる場合があります。評価コメントは「片」が片桐さん、「馬」が馬込さんです。「セ」はセブン-イレブン、「ファ」はファミリーマート、「ロ」はローソン、「ナ」はナチュラルローソンです。
【10位】『炙りベーコンのポテトサラダさっぱり生姜風味』/268円(ファ)/10点
「じゃがいもが少し水っぽいかも。ほのかに香るしょうがは面白いアイディア!お店でも参考にしたい」(馬)
【10位】『海老とイカの明太子スパゲティサラダ』/250円(ファ)/10点
「明太子の辛味と塩味、具材の大きさもあって満足感高め。お好みでマヨネーズを足してもおいしそう」(片)
【7位】『コールスローサラダ』/248円(セ)/11点
「酸味少なめのマイルドな味。酸っぱいのが苦手な人にはいいかも。ただキャベツの食感は少し劣る」(馬)
【7位】『ツナ・ハム入りマカロニサラダ』/225円(ファ)/11点
「マヨネーズ多めのこってりわんぱく味。マカロニはやわらかめで子供も食べやすそう。パンに挟んでも◎」(片)
【7位】『8種具材の切干大根サラダ』/268円(ロ)/11点
「ミネラル、食物繊維、たんぱく質が摂れる優秀な一品。素材の味が強めなので好みは分かれるかも」(片)
【6位】『ほうれん草とたまごのマカロニサラダ』/297円(ナ)/13点
「リボン形のマカロニがおしゃれ。生のほうれん草とセミドライトマトでビタミン摂取できるのがうれしい」(片)
【4位】『北海道産ホタテ使用!ごま油が香るブロッコリーサラダ』/298円(ファ)/14点
「ブロッコリーの、歯ごたえが残る茹で加減がベスト。ビタミン豊富で栄養面も文句なし」(片)
【4位】『コールスローサラダ』/238円(ファ)/14点
「彩りとシャキシャキの食感がいい。やや濃いめの味付けだけど、酸味が強く、さっぱりした味わい」(馬)
【3位】『蒸し鶏と胡麻のさっぱり春雨サラダ』/213円(セ)/15点
「甘酸っぱい味付けで、味のバランスがいい。食卓の一品によさそう」(馬)
【2位】『タイ風春雨サラダ (パクチー入り)』/270円(ナ)/17点
「タイ料理が大好きな私もこれは納得のおいしさ!春雨の食感だけ改良の余地あり」(片)
【1位】『ベーコンペッパーマカロニサラダ』/259円(セ)/19点
「完成度の高さに驚きました!ソテーされたベーコンのうま味とブラックペッパーのパンチがいい。プライベートでも買います」(馬)、「味が濃すぎず、素材の味が生きていて◎。家族みんな好きそう」(片)
写真/黒石あみ(本誌) 取材・文/辻本幸路 フードコーディネーター/佐々木めぐみ
※女性セブン2024年3月21日号
https://josei7.com/
●高齢者におすすめのコンビニ食品|手のかかる煮物やサラダを賢く活用して食卓を華やかに