カップスープ選手権【ワカメスープ編】食のプロが選出した1位は「食物繊維たっぷり!コンビニのオリジナルブランド」
コンビニなどで人気の「容器入りカップスープ」はランチのあと一品にぴったり。特にわかめスープはローカロリーで腹持ちもよいので人気のジャンル。そこで、食のプロがカップスープの「わかめスープ」を実食して採点、ランキング化しました。今度のランチのおともの参考にしてみて!
私たちがすべてを食べ比べました!
■管理栄養士・災害食専門員 今泉マユ子さん
食育、災害食、SDGsに力を注ぐ。著書に『災害時でもおいしく食べたい! 簡単「みそ汁」&「スープ」レシピ』(清流出版)ほか多数。
■「ベリーベリースープ」田町駅前店 店長 渡辺洋一さん
スープ専門ファストフード店。具だくさんな「食べるスープ」のほか、美容と健康をサポートする豊富なメニューが揃う。
■『TapTap』オーナー 住谷直厚さん
スープジャーでテイクアウトの提供を行うなど、日本初のサステナブルなスープ専門店として話題。月額スープ飲み放題プランも好評。
■管理栄養士・「GOHAN-MAYU」主宰 吉澤まゆさん
身体にやさしいレシピを提案。冷凍スープのオンラインショップも手掛ける。著書に『一生使えるスープと汁もの大全』 (池田書店)ほか。
●採点方法
今回食べ比べたのは、容器入りのインスタントスープです。4名の識者が、ジャンルごとに各商品を食べ比べて審査。「香り」「味わい」「具材の充実度」に加え、各ジャンル特有の評価項目をそれぞれ25点満点で評価し、4項目の合計値を“総合的なおいしさ”として順位を出しています。
※小数点第二位を四捨五入した関係で、4項目の平均点の合計と総合点の数値が合致しない場合もあります。
※商品は首都圏のコンビニエンスストアや大型スーパーマーケット店頭で多く見かけたものから編集部でセレクトしています。商品の購入は2024年1月中旬で、価格は編集部調べです。記載の食塩量は、商品により相当量の場合もあります。
※評価コメントは(吉)が吉澤さん、(住)が住吉さん、(渡)が渡辺さん、(今)が今泉さんです。
カップスープ「わかめスープ部門」ランキング
栄養豊富で低カロリーなわかめスープは、ダイエット中の“あと一品”にも最適。わかめを引き立てるスープの味が決め手に。
5位 日清食品『おむすび屋さんのまかないスープ ねぎ塩わかめ』
12.0g 43kcal 食塩量3.0g 117円
●食のプロ評価 64.8点:香り15.3 味わい16.8 具材の充実度16.5 わかめの食感16.3
「ねぎの食感がアクセント」(渡)、「お得感ある価格。ご飯を入れるといいかも」(今)
4位 ファミリーマート『ファミマル レタス1.5個分の食物繊維が摂れる春雨スープ たっぷりわかめ』
27.0g 84kacl 食塩量2.3g 190円
●食のプロ評価 66.5点:香り14.5 味わい16.3 具材の充実度18.0 わかめの食感17.8
「味が濃く、好みが分かれそう」(住)、「もう少し旨みが欲しい」(今)
3位 エースコック『スープはるさめ どっさりわかめ コムタン風スープ』
23.0g 74kacl 食塩量1.8g 197円
●食のプロ評価 73.8点:香り17.5 味わい16.3 具材の充実度20.5 わかめの食感19.5
コムタンは牛骨や肉を煮込んだ韓国のスープ。「スパイスがいい仕事ぶり」(吉)
2位 イオン『トップバリュ スープ春雨 彩り豊かな野菜とわかめ』
27.1g 91kacl 食塩量3.1g 97円
●食のプロ評価 75.9点:香り19.8 味わい17.8 具材の充実度19.3 わかめの食感19.0
安いが食べ応えあり
「具材の種類、量ともに多く、見た目も華やか。コスパのよさにも驚き」(渡)
・期待以上のボリューム!
1位 ファミリーマート『ファミマル 食物繊維たっぷりわかめスープ』
6.2g 14kacl 食塩量2.2g 128円
●食のプロ評価 76.3点:香り18.0 味わい18.8 具材の充実度19.5 わかめの食感20.0
“これでもか!”なわかめの量に感動!
「わかめの食感がよく、味わい深い」(渡)、「わかめのフレッシュさがしっかり感じられる。さっぱりした味わいで食べやすい」(吉)
【食のプロ座談会】スープの味×具材の可能性は無限大!
(今) カップスープ売り場は、のぞくたびに新商品が出ていて、ものすごく勢いを感じます。
(吉) 商品の入れ替わりも早くて、競争の激しさが伺えますね。
(住) 手作りとインスタントは当然違うけれど、体と心を温めて、食事を豊かにしてくれるという点では同じ。種類が増え、選択肢も増えるのは非常にいいことだと思います。
(渡) スープの味と具材の組み合わせは、それこそ無限大ですからね。
(吉) 食べ比べてみると、全体的に以前より具材がより多く、大きくなったように感じました。
(今) 主食のサブというより、メインになりうるほど具だくさんでボリュームのあるものが増えた印象です。
(渡) いまは、「飲む」から「食べる」が主流になりつつありますね。
(住) 次はどんな商品が出てくるか興味深いです。選ぶ楽しみが増えるのも、うれしいですね。
撮影/北原千恵美、田中宏幸 スタイリング・調理/鈴石真紀子、近藤鈴佳(補助)取材・文/川口ユウ
※女性セブン2024年2月29・3月7日号
https://josei7.com/
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