注目度世界一の整体師直伝!お金も時間も節約できる「ソロ整体」 首、肩、腰ほか7か所の集中ケア法
「肩や腰が痛いけど、整体に行く時間がない…」。そんな人にぴったりなのが、お金も時間も節約できる「ソロ整体」。今回は、そのソロ整体の提案者で、TikTokで「注目度ランキング世界1位(※1)」の実績がある整体師・あらいみかさんに、セブンオリジナルバージョンを考えてもらいました。いつでも、どこにいてもできるエクササイズ、あなたはどこからほぐしますか?
【※1ソロ整体の動画を、2020年6月にシェアサービス「TikTok」で公開してからわずか5か月、11月には「整体」「エクササイズ」の2部門で注目度ランキング世界1位を達成。これまで600本以上の動画を配信。1本の動画の再生回数の最高は440万回を突破。これまで7000万回以上視聴されている】
家で手軽に、短時間で、体をラクにできる方法
体にコリがたまったと感じたとき、整形外科で診てもらったり、整体などで筋肉をほぐしてもらえればいいのだが、すぐに行けない場合もよくある。そんなときにぴったりなのが、整体師のあらいみかさん(48才)がすすめる「ソロ整体」だ。
あらいさんは、東京で約10年間、11年目から現在までは熊本で、整体サロンを10年にわたって経営しつつ、スポーツクラブのインストラクターもしている“ほぐし”のプロだ。
「コロナ禍の2020年、国からの自粛要請に従ってサロンを休業しました。休業中にお客様から『整体に行けなくて体がつらい』『リモートワークで肩が痛い』『運動不足で太ってしまった』などのご相談をたくさんいただき、何かお力になれないかと考えたのがソロ整体です」(あらいさん・以下同)
それまでの経験を生かし、家で手軽に、短時間で、体をラクにできる方法はないかと、あらいさんは半年あまり試行錯誤を重ねたという。
「特に何かを用意する必要もなく、効果が実感できる整体を考案しようと思ったのですが、せっかくならたくさんの人にやってもらって役立ててほしいと思い、TikTokに『みかサロン』を開設し、動画配信を始めました」
当時のTikTokには、エクササイズ系の動画をアップしている人がまだ少なかったこともあり、あらいさんが始めるとすぐに反響があった。視聴者は35~55才の女性がメインで、これまでの動画視聴回数は7000万回を上回る。
「整体を定期的に行うことで、こった筋肉が硬くなるスピードを抑えられると同時に、コリがほぐれるスピードも速まります。ご飯を食べれば歯が汚れる。だから歯磨きをする。それと同じで、体も使えばコリがたまる。だから、定期的に筋肉をほぐすことが大切です」
今回は、体のこりやすい部分を7か所選び、それぞれに効果のある方法を教えてもらった。
「体が硬くて手足の可動域が狭くなっていてもできる初級の整体を中心にして、『もう少しできる』というかた向けのアレンジも考えました。続けることは大変だし、時には面倒になったり、効果をすぐに実感できず続けるのが億劫(おっくう)になることもあります。だから、毎日きっちりやらなきゃとか、いっぺんにたくさんやろうとせず、『これならできそう』と思うものを1つでもいいから試すくらいの、ゆるい気持ちで始めてみてください。少しずつでも生活に取り入れれば、体がラクになる時間がきっと増えるはずです」
一日の終わりにコリが気になる部位のソロ整体を行えば、その日の疲れをその日のうちにリセットできそうだ。
ソロ整体のポイント
【1】頑張らない
「やらなきゃいけない」と思わず、リラックスした気持ちで取り組む。
【2】気持ちいい
うまくできないことがあっても、「気持ちいい」と思えたらOK!
【3】1つ15秒!習慣化する
どれも15秒でOK。毎日の「歯磨き」のように無理せず習慣化できるとベスト。
コリほぐし1 頭
頭がこると頭痛につながることもある。首や肩甲骨を動かす際に重要な筋肉・僧帽筋をやわらかくすることで、頭のコリをほぐそう。
【1】左の手のひらで右耳の上を覆い、首を左側に15秒たおす。このとき、無理に頭を押すのではなく、腕の重みで自然に首が傾く程度でOK。
【2】左手を耳上から後頭部にずらし、首を斜め前にたおす。この際も、腕の重みで自然に傾くようにして15秒キープ。
●アレンジ
【1】と【2】を行うとき、右手のひらを右肩に置いて行うと、より僧帽筋をゆるめることができる。
コリほぐし2 首
胸の鎖骨周辺はリンパ節が集まる重要な場所で、首まわりのコリにも影響する筋肉。その筋肉を引っ張ることで、首のコリをほぐす。
【1】首をどのくらい曲げられるか、痛みや、つっぱり感がないかなどをはじめにチェックしよう。
【2】両腕を胸の前でクロスして、手を鎖骨の下あたり(イラスト★印)にあてる。指先で皮膚を押しながら下に引っ張り、同時にあごを15秒上げる。
●アレンジ
【2】と同様に、胸の皮膚を両指で押しながら引き下げた状態で、首を左右に各15秒傾ける。さらに首を左右に各15秒回す。